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【幸せのお福分け実験】計画書


タダの箱庭本を読む前に

本企画は、はじめに
「タダの箱庭」プロジェクトで配布されている
お金が消えた仮想世界を描く本を読むことから始まりますが

その前に
読み終えた後に、お金というものに対して
自分の中にどのような変化が起きたかを比較するため
現在の自分の立ち位置を確認しておきます。
2024年6月9日 18:57 時点(まだ未読です)

信用貨幣論から見たお金とは?

信用貨幣論は「お金の価値を保証するものは信用」という理論

【マネーの本質】なぜ、単なる「紙切れ」の紙幣で買い物ができるのか?

日本円は日本という国家が保証しているから、みんなが信用して使っています。
でも、政治や治安が不安定な国は、貨幣の信用もなくなり
米ドルやビットコインといった、別の国や、別の保証によって、通貨にしているところがあります。
つまり、お金の存在意味は
信用という人間の善意(性善説)で成り立っているのです。(ここ大事!)

資本主義から見たお金とは?

資本主義は人間の無限の欲望をベースに成り立っています。
「(神の)見えざる手」という言葉のように、欲望をうまく利用した社会システムです。

「見えざる手」とは、アダム・スミスが自身の著作で用いた言葉(概念)です。具体的には、市場経済においてそれぞれが自己利益を追求すれば、見えざる手に導かれて社会全体で適切な資源配分をできるため、社会の繁栄と調和につながるという考え方を指します。

アダム・スミスの経済思想とは?

また、欲望とは未来への希望も意味し
適度(てきど)なインフレが続くことで、社会が継続的に発展してゆくことを期待して
希望を未来へ向けられることができます。
しかし、30年間のデフレの日本では将来の発展は期待できず
多くの若者は、欲望や希望を持てずに生きています。

このように、資本主義は人間の本能にもとづきますが
たまに暴走することがあります。
それを制御するのが
(本来は)理性にもとづく政治じゃないのかなと・・・

通貨は価値を媒介する伝達者

通貨は価値を代替する超便利な機能です。
他者への想いや気持ちを「お金」という媒体を介して
遠くへ、未来へ繋いでくれます。

現時点(読む前)の結論

お金は良い面も悪い面も持っていて
使い方次第で、そのどちらにもなることができます。

現時点の自分の価値観は、お金はあくまで手段や道具で
それが目的になってはいけないというところかな・・
この価値観が「箱庭本」を読んだ後、どのように変わるか・・


◆実験の目的と背景

今回の実験は
・あたラボ4期の全体テーマと
・「タダの箱庭」指定企画のテーマに
沿って
・個人としての実験テーマ「幸せのお福分け実験」を
進めてゆきます。

■ あたラボ4期の全体テーマ

研究員制度4期のテーマは「3年後の未来を考える〜ACT LOCAL〜」

■ 「タダの箱庭」指定企画のテーマ

「世界の解像度を上げよう!」利己(左脳)と利他(右脳) / 2つの視点の学びを実践したら、自分の仕事や働き方にどんな変化が起きるのか?

私たちは日々の選択の中で「損か得か儲かるか儲からないか」などの物差しを使って世界と関わる瞬間と、危険をかえりみず、困っている人を全力で助けようとする時のように、道徳や人としてどうすべきかという物差しを使って世界と関わる瞬間があります。
行動経済学ではこれを「市場規範」と「社会規範」という言葉で分けていますが、つまり私たちは、利己(左脳)と利他(右脳)という全く違う2つのOSを使って生きているということです。
タダの箱庭では、そんな2つの世界を分解することで自由に行き来できるようになるための装置として、世界の解像度を上げる活動をしています。

新しい働き方実験(第4期)指定企画の概要

■ 個人としての実験テーマ「幸せのお福分け実験」について

・背景

これまで
長年サラリーマンとして市場規範を守りながら働き
そして家庭という、ある意味社会規範を守りながら
いま振り返れば、恵まれた中で生きてきました。

その中では
バブルやリーマンショック、その後30年間の不況も経験したことで
経済と社会(政治)、資本主義と民主主義といった
ステレオタイプとしての異なった規範について考えるようになりました。

そもそも、私が入社したころは労働運動が盛んで
入社後最初の組合集会では、いきなりマルクスの「賃金、価格、利潤」の勉強会がありました。
その後、「資本論」なども勉強しましたが、ほぼ記憶からは消えてしまっています。

・目的

このように、これまで恵まれた環境の中で蓄積してきた、経験やノウハウを
利己(左脳)と利他(右脳)という視点で分解し
社会へ還元(お福分け)しようと考えています。

◆検証したいこと

  1. 配布された「箱庭本」を読んで
    読む前とで価値観がどのように変化するか

  2. 市場規範と社会規範を意識して
    経験やノウハウを社会へ還元(お福分け)し、その結果を検証します

◆活動の概要

経験やノウハウを社会へ還元(お福分け)するため
市場規範と社会規範を意識して
無料のIT系学習教材の提供を拡充してゆきます。

この中では、市場規範的な側面で
経済的な理由から学習機会に恵まれない人たちを重点に
実務に直結する内容を心掛けてゆきます。

◆アウトプット・成果

「タダの箱庭」指定企画で毎月課題に取り組み
レポートを提出、オンライン報告会に参加するとともに
無料のIT系学習教材の内容を充実してゆきます。

◆実験の測定方法

無料のIT系学習教材の提供数を計数してゆきます。

◆スケジュール・進め方

  • 6月上旬〜/箱庭本をインストール

  • 6月26日 @zoom〜/箱庭本の感想シェア会&企画会議
    ▼毎月課題に取り組み、レポートを提出、オンライン報告会を開催します。

  • 7月~10月 毎月 @zoom〜/利己(左脳)と利他(右脳)の実験シェア会への参加

  • 7月~10月 随時 無料のIT系学習教材の充実をはかってゆきます

  • 11月 @zoom〜/タダの箱庭実験 結果報告会参加

***

◆「研究員制度」の趣旨について

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」に参加する過程で、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
「研究員制度」にご興味のある方はこちらへどうぞ。
https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/

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