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【私の働き方実験】海外ワーケーションで人生観 ・ 価値観に変化は起きるか? 〘最終報告書〙

はじめに

「新しい働き方LAB」の冒険隊員として、6ヶ月間、仲間たちと様々な交流を通して実験に参加してきました。
今回はその集大成として、働くこと、人生の見方や価値観がどう変わったかについてお話しします。
今回のミッションは、タイでの働く人々の風景をカメラに収め、それを通じて自分の人生観や価値観にどんな影響があるかを実験しました。

実験そして冒険のスタート

渡航前

11月9日
渡航前日
明日は、新千歳空港 午前10時発の便
空港までの高速バスは早朝の5:30発
事前にバス停までのタクシーを予約する
「すいません、お客様の地域では早朝のタクシーは予約できません」との返事

空港までのバスも以前は30分おきに出ていたので、5:30でなくても良かった
そして、タクシーも早朝営業廃止

出発前にすでに価値観に変化が・・・

出発

11月10日
結局、10,600円で5:30発のチャータータクシーで空港へ向かう
痛い出費
現地では節約と、心に決めた!

到着

11月10日
15:55(タイ時間)(時差-2時間)
スワンナプーム空港着

事前に調査していたシラチャー行きのバス亭へ行くが
人、車、バス、荷物、犬・・
大混雑で、すでにカオス状態
どのバスかわからないー

シラチャー タイ1日目

11月10日
シラチャーはバンコクから一番近いリゾート地
今回は観光がメインではないので、あまり移動はしないことにした

スワンナプーム空港からはバスで120バーツ(約500円)
1時間半くらい、雨の中、年季の入った雨漏りバスに揺られて到着

ホテルへ行くため、初めてGRABタクシーを使う
真新しい高級車で女性のドライバー
たぶん、空いた時間でアルバイト感覚で営業しているんだろうなーと思いながら
ホテルまで迷路のような道路を10分
で、路が複雑すぎてという理由で追加料金

https://www.youtube.com/watch?v=fTHrQpcL_7M

シラチャー タイ2日目

11月11日
朝、ホテルの横に漁師の家があったので覗きに行く
家族経営なのだろう、網を繕う姿を写真に収める
一応、「タイループ ダイマイ」とタイ語で「写真を撮っても良いですか?」と聞く
タイの人たちはたいがい「ダイ、ダイ(良いよ良いよ)」と快く撮らしてくれるのでありがたい

ホテルのオーナーは中国系のタイ人で40歳くらいの気さくなお兄さん
お父様から受け継いだ家をホテルとして営業している
普段はバンコクでインテリアデザインをしていて、お客さんが来る時だけシラチャーに来るらしい
今回は、土日だったので、家族連れで来ていた

オーナーも久しぶりに来たとのことで一緒に観光しようと誘ってくれた
市内が一望できる山頂のお寺で一緒にタンブン(タイのお祈り)のあと
外国人はほとんどいないタイ人に人気のバンセンビーチ(猿にも人気)
そして、昼間は閑散とした歓楽街へ
シラチャーは日本人が多く住む街で、日本語の看板がたくさん

https://www.youtube.com/watch?v=5acn9RZdarU

シラチャー タイ3日目

11月12日
この日はオーナーにお願いして早朝から市場へ連れて行ってもらった
タイには多くのタラート(タイ語で市場)が多く、昔ながらの活気ある風景が見られる
ただ、営業の邪魔や通行の邪魔にならないよう気を使って、なかなか写真が撮れない

しょうがないので、近くの小さな港まで行ってみる
もう漁は済んだのか、静まり返っていたが、軒先で魚を加工するご婦人をカメラに収めた
それでも、住まいは古く、あまり衛生的ではない
ここでも、貧富の差が見られるようだ

シラチャー タイ4日目

11月13日
バンコクへ移動する日
オーナーも帰るということで、車で送ってもらえることになった
自分はタイ語も英語も(日本語も)あまり話せないが
Google翻訳でオーナーが運転しながら話しかけてくる
でも、OKとかYesとかしか返せない自分

バンコク タイ4日目

11月13日
シラチャーからOKとYesを繰り返しながら無事バンコクへ到着
今回泊る宿はチャオプラヤー川に停泊するボートハウス
送ってくれたシラチャーのホテルオーナーからクレイジーと言われる

その意味がすぐに分かった!

船に移ったとたん平衡感覚が麻痺した
昼間は川を行き来する船が多く、そのたびに揺れが激しくなる

https://www.instagram.com/p/Czpc48WSTxX/

バンコク タイ5日目

11月14日
幸い、夜は船の往来が少なく、意外と寝れた
慣れるとゆりかごのような感覚に少しなった

ここの周りはお寺や屋台が多く、朝早く起きて撮影に出かける
オレンジ色の袈裟を着た僧侶が朝のタンブン(お祈り)で歩いている
朝のタンブンは僧侶へ食べ物やお金などを寄贈することで得を積み来世で幸せになれるという仏教の行いでタイの朝の風物詩である

途中、全く普通の通行人に声をかけられる
意味が解らないのでGoogle翻訳へしゃべってもらうと
「私は失業してお米が買えません、お金をください」と翻訳された
身なりは普通なのに・・と思いながら、「メイダイ(できません)」と返事をする
これも異文化交流か・・

昼、ボートハウスで今回の実験マネージャーのアヤトレイさんとのランチ
ちょうど昼間の船の往来が多く、激しく船が揺れる
残念ながらランチは早々に切り上げ
帰り道、海外に図書館を作ることや
日本の絵本を翻訳して海外へ送る活動など、いろいろ有意義なお話ができた

バンコク タイ6日目

11月15日
今日も早朝から撮影に出る
昨日、屋台のおばさんたちは撮ったので、通行人を中心に撮る
通行人に「タイループ ダイマイ」は聞けないので、後ろ姿を撮ることにした
最近、人の後ろ姿に愛着を感じてきている
顔と同じくらい、その人の積み重ねてきた歴史が見えるような気がする

お昼にドイツ人のオーナーに北海道土産のマルセイバターサンドをプレゼントして
ボートハウスをチェックアウト

次の宿へ向かう
そこも「宿」という表現にふさわしいところで
チャオプラヤー川沿いの古民家

タイでは、喫茶店やレストランに古い建物を再利用しているところが多い
街並みも歴史を感じる趣のあるところが多く
そこも、撮影ポイントとして魅力的だ

夜は宿から10分ほどの中華街(ヤワラート)へ撮影に向かう
観光客で大混雑だが
屋台のおばさん、おじさんは個性的だ

ミシュランを取った屋台もあり、なかなか侮れない
タイの屋台はGoogleマップにも載っていて、評価も高い
創業100年という屋台もある

バンコク タイ7日目

11月16日
朝食はチャオプラヤー川を真近で眺めながらタイのおかゆ(ジョーク)をいただく
タイ通を気取って唐辛子を追加するが、やっぱり辛かった!
ゆっくりとした時間が流れ、贅沢な時を過ごす

ここは、前回来た時にも利用した宿で、今回は2階の部屋が取れた
1階は本当に川の上に部屋があるという感じだったが
2階はチャオプラヤー川を一望出来て、また違った趣だ

夜は、2階の特等席でセブン(タイ語でセブンイレブンのこと)で買ったタイ料理のお弁当と17時から販売が再開されるまで待って買ったシンハ―ビールを飲む
本当に贅沢な時間
https://www.youtube.com/watch?v=5uAzAmDIfF4

屋台の料理も良いが、やっぱりセブンのタイ料理の弁当は安くておいしい
屋台も安いが、ビールを飲んだりすると結構高くなる
特に今は円安なので、節約節約!

バンコク タイ8日目

11月17日
明日は日本へ帰国するのでお土産を買うことにした
タイに来るたびに買う、マンゴスチンの石鹸
肌がつるつるになって気持ちが良い

以前は33バーツくらいで、たくさん買うと30バーツにまけてくれた
でも、今回は35バーツでおまけなし
さらに円安で2重のショック
それでも、50個注文したら怪しまれた

重すぎたので、GRABを呼ぶ
暑いのでお店がある冷房の効いたビル内から呼んだが
それが災いの元だった

GRABアプリの画面でタクシーの居場所を見ていたらビルの裏側へ行ってしまった
そこへは、大きく迂回しないと行けない場所で、すぐには行けない
しばらく「うろたえて」いたらタクシーからコールが
日本語で「行けないよー」と叫ぶが通じない

バンコク タイ9日目

11月18日 (最終日)
早朝ライブでタイで有名な日本人YouTuberへ凸決行!

https://www.youtube.com/watch?v=RX5R8e2G-qE&t=1082s

そして・・
飛行機は深夜の23:55発の便
夜までどうやって時間をつぶそう??

スーパー銭湯もあるが3千円は高い
ネットカフェも探すが閉店している
カラオケもあるけどスーツケースをもっての移動はしんどい

とうことで、とりあえず空港まで行くことにした

お土産を買いすぎてスーツケースの重量オーバーが気がかりで
空港内で重量計を探す
スーツケースをラッピングするところにあるが
ラッピングはしないので別を探す

結局見つからなかったので
Google翻訳に「重量だけ量れますか?」
と入れて、ラッピングのお店に行ったら
重量計の横に10バーツコインを入れる穴を発見!
翻訳機(スマホ)を隠して、10バーツを入れた
20.3Kg 微妙!

出国手続きは劇込みで1時間
飛行機の席はトイレの近くで流す音や並ぶ乗客に落ち着かない
タイ料理が食べたかったのに機内食で洋食系を選んでしまった

日本 帰国

11月19日
ということで、午前8:30 無事日本へ帰国

以前は出ていた自宅近くへ行く空港バスは午後からしか出ないらしい
これもご時世か
仕方なく、マンゴスチン石鹸でいっぱいの重いスーツケースを引きずってJRへ

家に着いたら小雪が・・・



実験結果

変化

人生観、価値観は変わったか?
答えは うーん・・

タイ旅行自体はすでに何回も経験しているので、そこからの変化はそれほどなかった気がする
ただ、ただの旅行ではなく、ある意味
・目的をもって行ったこと
・活動を通じて同じテーマで交流できた仲間との関係
からは変化は生じたように思う

労働の価値観

今回の実験で強く思ったのは「基本的な文化によってその価値観は異なる」ということだった
基本的な文化とは次の2つ
狩猟型文化と農耕型文化

狩猟型文化
仕事自体が命がけの競争で、そこに喜びとか、やりがいを求めることは少ない
結果、仕事と余暇は区別

農耕型文化
社会性が強く、仲間との協業のなかで喜びとか、やりがいを感じることがある
結果、仕事と余暇が混在

つまり、ワーケーションに向く文化圏は農耕型文化であるという結論に至った

最後に

最終的に今回の旅行で撮影した写真をもとに写真集を作成しようと思う
そして、それを手に取った人にとって何かが変われる糸口となれることを期待する

また、今回のつながりをこれで終わりにするのではなく、違う形でも継続して活動できることを望みサポーター、マネージャー、その他関係者のみなさま、そして一緒に歩んだ仲間たちに感謝し今回の活動と実験(冒険)の締めくくりとしたい

楽しかった~


写真集予告

シラチャー市内を一望できるお寺
カメラの最短撮影距離を無視して近づくバンセンビーチの猿
シラチャーでお世話になったホテルオーナーのご家族
シラチャーでお世話になったホテルオーナーのご家族 タイ人は信仰心が強い
タラートで働くおばさんたちは元気で明るい
家族経営の漁師
家族のきづなは強い
朝のタンブン 来世でも幸せを祈る
出勤前にワイ(タイの合掌)
改造バイク 工夫が上手
ボートハウス 揺れも慣れればゆりかご
パンチの効いた、おしゃれなご婦人
タイの女性は働き者
家内工業 貴重な収入源
カブトガニのバーゲンセール
宿のスタッフも仕事を楽しんでる
贅沢な時間
カオスの中の趣(おもむき)
タラート(朝市)は活気がある
動く城?
距離感


写真集完成


 

研究員制度の詳細


その他

関連実験で活動した結果について

収入アップチャレンジ

共同成果
 みねとも氏運営ページへ間借り

週1情報交換でUdemy講座作ろう会


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