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中高年女性発達障害女性の生きづらさ
BBAが発達障害当事者会に行って思うこと。
圧倒的に20代から30代の人の集まり!ってこと。
働いている方のお悩みがメイン。
小学校の先生からは
「40代50代のADHDの女性なんているんですか?」
と質問されました。
います(It's me)
40代50代の方は子どもが診断を受けて、自分の特性に気づき、発達の当事者会に来てる人はポツンポツンとだけどいます。
発達障害ポータルサイトであるリタリコナビのアンケートでも、自分が発達障害だと気づいたきっかけは「子どもの診断」という答えが多かった。子どもの診断を受け「ああ~自分もそうなんだろうなと思った」とおっしゃる方はめちゃ多い。
とにもかくにも、私は、発達障害の特性からか、年齢とか性別とか目に見えないものに対する感覚が薄い。
だからか、若者がメインの会にも行っちゃう人、行けちゃう人なのです。
行ってみると、2005年に成立した「障害発達支援法」という分水嶺ってあるなーって心から思います。
具体的には今37、8歳以降の人は、発達障害の支援が始まった時に、学卒だった人。働き始めた人。就労支援に繋がれた人は良いのだけど、そうじゃないとなかなか気づけない。(そして周囲の人はしっかり気づいている)
40代以降の人はカミングアウトについては、家族にも波及しないかとか、特に子どものアウティングになりかねないと、めちゃくちゃ慎重な人が多い。
当事者研究会に参加した時も、子どもの部活についての発言された後、記録をSNSにアップするのに、子どもが特定されないようにと念押しされている当事者さんがいました。泣ける。
20代30代前半の人は、情報も多いのか支援にも繋がっていて、家の整理なんかで居宅介助を利用されていたり。
色々聞いて勉強になることが多い。
鬱にもなった期間も短く、回数も少ないし、なんとなくツルンとしていて、素直。
発達障害の良いところが出てる。
中高年はこじらせてる!私も含めて。
当事者会に参加してみて、
中高年の女性で発達障害と中途診断された人は、
診断されるまで、人生をどんな風に過ごしてきたのか、具体的に明らかになれば、例えば香山リカさんから「片付けられないからADHD って人で、外来増えましたけど」みたいに言われている、ようなことにはならないと思う。
片付けられないというより、
人の世で生きていると、疲れ果てて、なんもできません。
発達障害の難しいところは、
医療モデルによる診断があったら色々な支援に繋がれるけれど、
社会の包摂や配慮は?という障害の社会モデルには移行しにくい。
見た目ではわからないし。ADHDは人生楽しそうに見えるのよね。
好きなことしかできないんだけど、周りからは好きなことばかりしてるなんて羨ましいみたいに見えるらしい。
すべきことができないんだよね・・・苦しい。
医療モデルでさえもグレーゾーンには対応できないから、
グレーゾーンの人も、十分困っているのに支援には繋がりにくい。
女性が結婚してて、無職だと、「働いてないから良いじゃないですか、養ってもらえるし」なーんて、言われちゃう。
専業主婦のADHDの人こそ、生きづらさは社会から見えにくいし、ないことになってる。
そういう方達に話を聞いてみると、「働いてて鬱になって、働けない、家事もできない、でも育児もしなくてはいけない、親も診なくてはいけない」という、働けないと、苦手なケア労役(ケア労働というより役務)に揉まれて、本当にしんどい状況なのである。
ということで、発達障害の生きづらさについて、
特にADHDの女性はどうやって生きてきたのか、
同じ当事者として掘り下げて考えていきたい。
今後も「障害の診断を欲しがるとかなんなの?」という論調は消えないと思う。
夫の苦労(←苦労してるだろうね?多分だけど?)も含めてお伝えしていきたい。
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