クリニック経営における「IT導入補助金」活用のススメ
2020年5月19日に配信した「新型コロナウイルス流行のなかクリニック経営を考える」の記事のなかで、このような時期だからこそクリニック経営を見直す必要があるのではないかという提案をしました。
すでにスタッフ業務の効率化や患者満足度を高めるための施策を実施している、または検討している先生方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は、業務効率化や患者満足度を高めるためにIT導入を検討している医療機関様向け「IT導入補助金」の活用についてお伝えします。
IT導入補助金とは
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者を対象に自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助し、業務の効率化や売上の向上をサポートすることを目的とした補助金です。
医療機関における条件としては、
常時使用する従業員の数が「300人以下」という規定となっており、
クリニックの大半は対象となるでしょう。
補助されるものとしては、ソフトウェア費、導入関連費となっています。
医療機関を対象としたシステムは、
電子カルテ、レセコン、診療予約システム、オンライン診療システム、電子薬歴などになります。
また、導入におけるコンサルティング費用や保守サポートも対象となります。
補助金の受取額は申請類型により異なります。
通常枠としては「A類型」、「B類型」があります。
「A類型」は、必ず1つ以上の業務プロセスを保有するソフトウェアを申請することとなっており、補助額は30万円以上150万円未満となっています。
「B類型」は、必ず4つ以上の業務プロセスを保有するソフトウェアを申請することとなっており、補助額は150万円以上450万円となっています。
また、昨今の新型コロナウイルス流行に伴うテレワーク環境整備等のために特別枠として「C類型」も新設されています。
このようにIT導入を支援する制度を活用することで、
条件次第では最大450万円もの補助金を受け取れる可能性があります。
ただし、補助金は申請しさえすれば必ずもらえるというものではありませんので、申請要件をチェックして補助金対象かどうかを事前に確認する必要があります。
クリニックの業務効率化や患者満足度を高めるために、IT導入は不可欠になってきています。
IT導入を後押しするこのような補助金を活用してみてはいかがでしょうか。
IT導入補助金 まとめ
【医療機関の従業員数】
・300人以下
【補助されるもの】
・ソフトウェア費、導入関連費
※電子カルテ、レセコン、診療予約システム、
オンライン診療システム、電子薬歴など
※導入におけるコンサルティング費用や保守サポート
【補助金額】
・A類型:30万円以上150万円未満
・B類型:150万円以上450万円
※特別枠のC類型も新設されている
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IT導入補助金に関する詳細な内容や公募スケジュールについては、経済産業省から運営を委託されている一般社団法人サービスデザイン推進協議会の
ホームページ(https://www.it-hojo.jp/)をご参照ください。
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