就活体験記vol.2「やりたいこととか無かった」

何がやりたいのかなんて結局わからなかった23卒の話。


お祈りされる度に、モヤモヤするたびに検索してた「就活 やりたいことない」。
9月まで就活を続けていた私ですが、やってみたいことはたくさんあっても「これだ!」って思えるような「やりたいこと」って無かった。私ってこれをするために生まれてきたんだ!みたいなそういうの、他の就活生は持ってたのかな。

最終面接で「結局何がしたいの?」って言われて答えられなくて、あれ、私もしかしてこの年齢までにそういう「やりたいこと」みつけられてないのまずい?とか、私は結局何も持ってなかったんだなとか、たくさん持っているように見せることはできても中身が無いの見抜かれたのかもなとか(この時初めて自分も気づいた)とにかく「やりたいことが無い」のが毎回つまずきの要因になってた気がする。

正直に言うと、なんだってできるしどこでも頑張れるって思ってた。
今までの私は、置かれた環境でできることを全力でやって、それによって次のステージに上がって、また新しい環境で目標見つけて頑張って・・・ってやってきた。だから長期的な目標とか、聞かないでください、私に。って、思ってました。

でもさ、典型的な就活って、ESでも面接でも「なんでウチなの?」とか、「将来何がしたいんですか?」とか、「弊社の魅力は?」とか、「あなたがやってきたことはどういう風に仕事に活かせるの?」とか、そういうめんどくさいことに答えなきゃいけない訳でしょ。
そうなると何とかかんとか答えられるような仕事や会社を探してきて自分との共通点をみつけて…みたいなことから私はずっと抜け出せなかった。そのうえ明確にやりたいことがあるわけではないのに、自分のこだわりも思考のクセも強いから仕事や会社は必然的に絞られてきて。それがめちゃくちゃ苦しかった。

結局その仕事を心の底から人生かけて、やりたいとか思えてないから深掘りされればされるほど熱意無いなって思われてたんだろうなって。でもそこで無理にアツくなったりするほど「やりたいことが無い」自分に嘘つけなかった。

エージェントさんに「○○年後にどうなっていたいか」なんて誰も持ってないから作るんだよ、って言われたけど採用されるためにつくったその回答が本当に私の未来のためになるのかな。


こういうことをぐるぐるぐるぐる考えていたタイミングで、「何がしたいか」よりも「どうやってくれるか」を見てくれる企業に出会って、まさに、「置かれた環境でできることを全力でやって次のステージに行く」ができる!と思って入社を決めました。



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