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JGC修行#6 [Day 1]・北海道初上陸&HAC修行(前編)

9月最初の土日を使って、約二ヶ月半ぶりの修行に行って来ました。前回6月迄に40レグを消化し、解脱まで残り10レグと迫っていますが、今回は土日で6レグののんびりバージョンです。
今回の主眼の一つは、退役が決まっている北海道エアシステム(HAC)のSAAB機に乗る事でした。最初で最後のSAAB体験を楽しみに、出発です。

先ず一日目の土曜日は、静岡空港から丘珠空港へ飛んで、丘珠空港からHACのSAAB機で釧路タッチを行う、3レグを予定しています。

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いつも通りのどんよりとした静岡空港の空を眺めながら、どうして私の出発の日はすっきりと晴れてくれないのか、一生懸命考えていましたが、「運が悪いだけ」という結論に至りました(笑)

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【41/50】
今回の往路、FDA-JALのコードシェア便、FDA171便/JL2701便の機材は、エンブラエル社製・ER-175、ホワイトの12号機。私にとっては、ホワイトは2回目の搭乗になります。まだまだ未体験の色が沢山有るので、初めての色を期待していましたが、仕方無いですね。
今回も、チェックイン時にFDAのGSさんからご提案頂き、お隣がいない席へ変更して頂けて、ゆったり過ごす事が出来ました。
そして、機体はほぼ定刻通り、出発です。

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朝一ではないのでクロワッサンは出ませんでしたが、シャトレーゼのチョコ菓子を、コーヒーと一緒に頂きました。いつもながら、美味しかったです。

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ちなみに、この12号機は新潟県がスポンサーとして付いているとの事で、佐渡への観光が案内されていました。

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本州上空を飛行している間はずっと雲海の上で、ほとんど何も見えなかったのですが、北海道に入った途端、青空が広がってくれました。初めて目にする北海道の地に、ちょっと感動したりもしていました(笑)

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そして、(キャプテンのアナウンスによると)強い追い風のお陰で、定刻より10分程早く、丘珠空港へ到着しました。
ここから釧路空港へタッチに出掛けますが、減便による欠航/振替の影響で静岡→丘珠が一便前になってしまった結果、釧路行きの出発までかなり時間が開いてしまったので、タッチ分2便のチェックインを済ませてから、空港とその周辺の探索に出る事にしました。
北海道という事で、一応の防寒対策もしていましたが、お天気も良く気温もそこそこ高めで、Tシャツで小一時間ほど散歩して、じっとりと汗ばむぐらいの陽気でした。
そこで、喉の渇きを癒やす為にビールでも…と思いましたが、飲食店では提供されていないので、空港の売店で購入し、待合スペースのベンチで一杯楽しみました(笑)

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で、お腹も空いたので、空港内のレストランのカウンター席で、滑走路を眺めながら「丘珠拉麺」を食べる事にしました。

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昼食を済ませ、搭乗する機体の到着を見ようと展望デッキに上がってみると、こんな物が有りました。

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「幸せの鐘」と名付けられた鐘で、案内に書かれた回数を鳴らすとそれに応じて願いが叶うという事で、鳴らしてみたい衝動に駆られましたが、子供連れや機体の写真を取りに来たマニアの方達等々、大勢の人がいたので、恥ずかしくて鳴らせませんでした(笑)

そんな事をしている間に、真打ち登場です。

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SAAB340B(JA01HC)、9月7日のラストフライトで退役が決まっている、1号機です。HACでは2機のSAAB340Bを運用していますが、先にこの1号機が退役し、2号機もその後すぐに退役が決まっています。
このSAAB機の退役前に一度でいいから搭乗したいと考え、今回の修行も当初予定はいつもの宮崎タッチだったものをHAC修行へ変更した経緯も有り、実際にその機体を目にして、感無量でした。

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【42/50】
JAL2865便、丘珠発釧路行き。
5月のみぞかちゃん以来のプロペラ機で、楽しみにしていたSAABにいよいよ乗れる!という事でテンションがかなり上っていました。
間近で見ると、やっぱりスタイリッシュでカッコ良く、「かっけー!!」と心の中で叫んでいました(笑)

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シートに座ってからも、何を見ても興味津々で、キョロキョロしっぱなしでした(^_^;)
若干の空席は有りましたが、それほど混雑している、という印象は有りませんでした。大勢のマニアが押し寄せて大騒ぎになっているのかな?と思っていましたが、既にマニアの方々はお別れを済ませているか、ラストフライトの予約を入れているのでしょうね。

普段、忙しいCAさんへの声掛けを遠慮しがちな私ですが、今回ばかりは機内販売でグッズを購入する用事も有ったので、声を掛けさせて頂きました。とてもフレンドリーに接して頂いて、少しお話をさせて頂きましたが、CAさんも退役を本当に残念がっている様子で、寂しさいっぱいでした。
機内販売で8月まで販売されていたSAAB退役記念のフライトタグが欲しかったのですが、流石に既に完売と言う事で、残念ながら手に入りませんでしたが、代わりに、タグの後に発売された退役記念のハンカチセットを購入しました。

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使わずに、記念に取っておこうか、普通に使って、使う度に思い出に浸ろうか、迷っています(笑)

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天候にも恵まれ景色も良く、レシプロならではの心地よい振動や音も楽しんでいる内に、あっという間に釧路空港へ到着です。

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とは言え、流石にタッチ修行。すぐに折返しの丘珠行きの時間なので、取り敢えず釧路空港の雰囲気だけ味わって、せわしなく保安検査へ向かい、搭乗です(^o^;)

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【43/50】
帰りは、JAL2864便、釧路発丘珠行き。勿論、往路と同じ機体の、SAAB340B(JA01HC)で札幌へ戻ります。

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帰りも穏やかなフライトをゆっくりと楽しむ事が出来て、降機の際には、「これぐらいの事しか出来なくて申し訳有りませんが…」と言いながら、CAさんが搭乗証明書とSAABの絵葉書を下さって、本当に嬉しかったです(*^^*)
そんな感じで「今日はいい一日だった!」と思っていたものの、この後、「なんて日だ!!」と言いたくなる災難に見舞われました…。

丘珠空港に到着し、バスで地下鉄の栄町駅まで移動。そこから地下鉄で札幌市中心部へ向かい、予約したホテルに近い大通駅へ。ここまでは順調で、何の問題も有りませんでした。
しかし、地下鉄の出口を出ようとしたら、外は凄まじい豪雨!☂スマホにもアラートがバンバン入って来るほどの警報レベルの大雨に見舞われてしまいました。
しばらく雨宿りして雨脚が弱くなってから移動しようかとも思いましたが、雨雲レーダーによると、まだまだ時間は掛かりそう。早くホテルに行きたい、夕飯も食べたい、という気持ちも強く、折り畳み傘を頼りに、意を決して歩き出しました。
雨脚は弱まる気配も無く、歩道も道路も水がジャブジャブと浮いている状態で、ホテルまでの5分の道のりで、靴下からパンツまでびしょ濡れになるという有様でした(^_^;)
なんとかホテルに辿り着き、シャワーを浴びて、食事に出掛けようとしましたが、まだ雨は強く、靴もGパンもびしょびしょなので、ドライヤーで乾かしながら雨脚が弱くなるのを待って、夕食に出掛けました。

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Twitterでお世話になっている先輩から教えて頂いたラーメン屋さんで、スパイスラーメンを頂きました。評判通り、とても美味しく頂きましたが、やっぱりビールが欲しかった!(笑)
そして、帰りにビールとつまみを買い込んでホテルで部屋飲みを始めて、激動の一日目が静かに暮れていきました…(笑)

⇒ 後編に続く

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