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OH!へんろ。親子の88か所巡り(33番札所):高福山 雪蹊寺(高知県)

わたしが、子どもたちと決めた今回のお遍路ルールは一つだけ。納経所で御朱印をいただくのは子どもたちの役割ということ。ちゃんと挨拶をして、御朱印をお願いし、最後はしっかり御礼をする、です。

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今日の煩悩:

「アンコンシャス・バイアス」が流行っています。「無意識の偏見」というものです。「勝手に決めつけないでください」と言いたい時に、その存在を意識します。

日常における私たちの意思決定の80%くらいが、ヒューリスティック、反射的に選択されると言います。つまり、直感的に判断しているというわけです。システム1(とにかく早い決断)とも言います。

過去の経験などから意思決定のプロセスをすっ飛ばして選択します。そうですね、どうでも良いことを決めるとき(例えば、たべっこどうぶつのどの形がほしい?と聞かれたときとか)や、とにかく身を守るために逃げなきゃと判断するときは、システム1が役立つかもしれません。

一方で、判断の為に計算が必要だったり、情報や理屈を整理しながら考えなくてはならないものもあります。少し考えるので時間がかかる場合もあります。システム2(考えるので時間かかる)とも言います。日常では20%(も使っていないきもしますが)ほどと言われます。

システム2は、脳にも負担がかかりますし、気を抜くとシステム1が顔を出してしまいます。

些細なことから、大きなことまで、無意識の偏見はどうしても関係してきます。なので、意識的にその影響を避けたい場合はシステム2を踏まえて、決定の「手続き」を決めておくしかないでしょう。だって、無意識なので。

でも、難しいですよね。

「みんな、他の人よりお金を多く受け取りたいんですよ」とある人が言ったとして、例えば、機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)で脳の扁桃体(嫌だな、恐いなとか感じることと関係している)の血流量を測ると、あからさまに人より多くのお金を自分に分配する選択をした時と他人と同額を分配した時を比べると、前者の時の方が身体は「嫌だな」と感じていたりするわけです。

この場合、意識はお金が皆よりたくさん欲しいと考えて選択しても、無意識は皆と同じほうが良いと感じているのかもしれませんし。

社会が理論合理的にシステム化されてくると、個人の利益が効率的に確保されることを良いと感じるかもしれません。お金を稼いだり、業績数を稼いだり、出世のために、無駄なく効率的を望むでしょう。

ここで、何を「無駄」と考えるかにも、「無意識の偏見」が実はあるのだろうけど、無視されることも多いです。「人付き合い」を無駄と考える人もいるでしょうし、「世間話」を無駄と考える人もいるでしょうし、「育児の手間暇」を無駄と考える人もいるでしょう。

やはり、些細なことから、大きなことまで、無意識の偏見はどうしても関係してきます。なので、意識的にその影響を避けたい場合はかっちりと決定の「手続き」を決めておくしかないでしょう。

あとは、手続きを進めるときの尺度や評価軸が重要ですね。すべてのことが単一の尺度で測られるべきものでもないので。ありゃ、また、複雑になってしまいましたね。

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御詠歌:

旅の道うえしも今は高福寺 のちのたのしみ有明の月

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本尊:

薬師如来

創建:

弘仁6年(815)

真言:

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

歴史:

弘仁6年に弘法大師によって開創された頃は真言宗で「高福寺」と称していました。その後、戦国武将の長宗我部元親は廃寺となっていた寺を再興し、元親の宗派である臨済宗から月峰和尚を開山として初代住職に招き、中興の祖とした。元親の死後、法号から寺名を「雪蹊寺」と改めたとのことです。

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所在地:

高知県高知市長浜857-3

駐車場:

あり。志納金



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