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なぜ日本は植民地にならなかったのか

歴史を調べると日本はキリスト教国の植民地にならなかった。
なぜだろう。

細かいことは、歴史の専門家に任せて、持論をまとめてみると、大きく2つの理由が考えられた。

その1
農業国である日本人は、お互いが助け合う共同作業を得意とし、先祖を大事にしたのでキリスト教が定着しなかった。

洗礼を受けると、自分だけが助かり天国に行けるが、先祖は地獄に落ちたままと言う教義に日本人は納得しなかったからだ。

その2
農業国である日本人は、季節に応じていろいろな作物をこしらえた。
農作業に従事する人間は非常に大事にされた。

戦争時においても日本人は兵隊戦を行わず、決着をつける時は大将戦に持ち込む。
一般に兵隊として徴用された農民たちは、戦争が終わると、農作業につかなければならない。

結果として、大将戦に勝ち残った領主に従うと言う文化が育っていった。


これに対してヨーロッパは氷河期や小氷河期を経験している。
食料がなくなった時には、狩猟も行ったが、農作物は近隣の部族を襲い掠奪を繰り返した。

と言う経過で、ヨーロッパ語族はあまり異文化と仲良くならない。
仲良くなると、食糧危機の時に略奪できないからだ。

今行われている戦争もその流れを汲んでいる。
相手を尊敬したり、重要だとは思っていない。
相手のことを、思想が違う、家畜以下の生き物だとお互いが認識しているので戦争は止むことはない。

これを書きながら、一点、日本が植民地にならなかった理由が浮かび上がった。
他にもたくさん理由が考えられるが、度々あった海外からの侵略だが、戦略が単純なので、すぐ見分けがついた。

彼らは少数で、侵略に来ている。大数の相手をするのは大変だ。
内部紛争を起こし、対立させ戦争を引き起こし、双方を消耗させ、少数になった生き残りを近代兵器で制圧し植民地にすると言う戦法だ。

信長の時代もそうだし、明治維新も彼らヨーロッパ人は同じ戦法をとっている。
内部分裂させ、お互いに戦わせる。

しかし、日本人の特性で、ある程度争いの目鼻がつくと、責任者が切腹するか、主導権を相手に渡して隠居する。
全く戦力の損耗になっていないのだ。

キリスト許も布教できず、戦力も損耗させることができなかったので日本の植民地化に失敗した。

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