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フリースクール

滋賀県のどこかの市長がフリースクールに対して的外れな発言をしていると,
netニュースに飛び込んできた。

何を言ったのか調べてみると、
「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」
「不登校の大半は親の責任」
と発言したらしい。

何もわかっていない、典型的な学校依存症だと思われる。
学校は維持管理を目的とした行政、司法官を作る機関なのだ。

人間の脳の働きには大きく捉えると、維持・管理する能力と、創造する能力があり、どちらも大事なのだが全く別の能力だ。

発明家は新しいものを作り出すが維持管理ができない。
行政、司法官は維持管理が専門で、発明ができない。
両者には全く接点がない。

* 維持・管理する能力は、前例に従う能力で行政や司法で絶対に必要だ。
学校で他人の知識をたくさん吸収し、それぞれの業務に使う。

* 創造する能力は、前記とは違い前例に従わない能力だ。
エジソンやテスラのように今までになかった新しい概念を作り出す。

少年時代のトーマスは、異常なほどの知りたがり屋であった。小学校に入学するも、教師と馬が合わず、わずか3か月で中退した。

wikipedia

トーマスエジソンは知的好奇心が強く、学校の授業では満足しなかったのだ。
質問を繰り返すあまり、退学させられたのだ。

日本にもそのような児童・学生がたくさんいると思われる。
自分の考えと学校の授業のレベルが違いすぎる。
質問しても答えてくれる人がいない。

あまりの価値観の相違に絶望して、不登校、引きこもりになっている生徒がたくさんいるはずだ。

創造的思考形態を持った学生たちと、維持管理思考形態の学生とはまるで考え方が違うので共同生活は難しいと思われる。

「前例に従ってはいけない」「前例に従わなければいけない」は同時に作用できないのは明白だからだ。

日本は21年前、世界に向けて知財立国宣言をした。その後何もしていない。
いや、司法や行政に手を入れて発明者を放置している。

フリースクールは埋もれたエジソンを導き出す新しいきっかけになるかもしれない。

知財立国も夢ではない。

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