友人
久しぶりに友人の陶芸家を訪問した。
彼は伝統工芸士で茶陶を作っていたが、突然自分独自の作品を作りたいと研究を始め、JICA の仕事でドミニカ共和国に数年間の滞在した。
彼は伝統工芸士なので、伝統的な焼き物は完璧にこなせる。ろくろの技術は素晴らしく、焼成は絶対に妥協せずしっかりと焼締める。
ドミニカで陶芸の指導を続けているうちに色彩に目覚めたようだ。
帰国後は色彩を取り入れたオブジェに挑戦している。最近は完璧な造形技術から作り出した暖かい作品が生まれている。
『ハシビロコウ』など笑ってしまうほど完成度が高い。
日本全国にファンが居て、各地の陶器祭りに出品していた。本人が直接出かけたり、現地の美術商が取り扱ったりとなかなか忙しい様子だった。
訪ねて行っても、出張が多くて会えないことが多かったが、今回のウィルス騒ぎですっかり仕事がなくなったそうだ。
各地の陶器祭りやイベントが中止になって、「どうしようもない」と嘆いている。こういう状況になっても研究を続けているのを見て応援したくなった。
素敵な器があったので注文したが、「仕上げの焼きをするから少し待って。」と言われ楽しみが増えた。
『SAGO Ar陶』というネームを使って BASE (app) で販売を始めたとのことなので覗いてみようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?