気候大変動
この本にはヨーロッパを襲った小氷河期にの状況が描かれているが、500年も続いていたことは知らなかった。
古代にはもっと、気候変動は起こっていたのだろうけど、記録が不明確で想像するしかなかった。
この本によると、13世紀ごろ気候の大変動が起こり、度々、食糧危機が起きることになる。その時は黙って餓死するか、移動して隣接の国、民族に頼るしかない。
この本に描かれているヨークシャーのビルズデイル一帯は高地を森林労働者や農民が開拓したのだが、1316年に起こった気候変動で氷河期になり、飢饉や疫病が流行り、さらにスコットランド人に襲撃されて1330年代には廃村になった。
フランスでは、豚の糞とワインのかすをパンに混ぜたものを販売したことでパン職人が多数捕まった。
また墓荒らしが横行し、埋葬された硬貨や高級品を盗み出し七に入れた。
アイルランドはイギリスからの援助を得ることができなくて相当な数の死者を出している。
いまだに、スコットランド、ブリテン、アイルランドの連携がうまくいかないのはここいらに原因があるのかもしれない。
ということは2030年に氷河期が来ると言うことなのだろうか、
今地球は、二酸化炭素の放出により温暖化に向かっているとの報道がある。
もし人力で地球の温暖化することが可能なのであればその技術は、この氷河期押さえ込みのために活用してほしいものだ。
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