カンボジア・ミャンマー・タイで高待遇で募集をかけて特殊詐欺

東南アジアでの特殊詐欺のケースを備忘録としてまとめた。共通するのは、高待遇でかけ子を募集し、実際に現地にくると、脅して、逃げられないようにする。

日本人がカンボジアで特殊詐欺

■場所
カンボジア
チョアム・サンガム国境(タイ側シーサケットとカンボジアの国境)
※20kmほど離れたところにプレアヴィヘア遺跡
■ホテル
ザンガムリゾート&カジノと推測

この事件の首謀者が中国人なのか、日本の反社なのかが公表されていない。かつてパタヤでは日本の指定暴力団が、またチェンマイでは中国人がロマンス詐欺を運営している。

カンボジアやミャンマー、タイでは中国人が特殊詐欺を行っているが、日本人向けに関しては中国人なのか、反社の両方のケースが考えれる。

関係者によりますと、カンボジア北部のタイとの国境の町、アンロンベン近くで「ホテルを拠点に、オンラインで詐欺などを行っている日本人がいる」という情報が、ことし5月ごろ、現地の捜査当局に寄せられ、日本人7人が拘束されたということです。

タイ警察がカンボジアに向けて携帯電話電波を送信してた違法アンテナをアランヤプラテートで押収。このアンテナが使われてたのだろうか?


カンボジア南部で日本人が特殊詐欺

■場所
カンボジア
シアヌークヒルのカジノホテルと推測
■募集
日本国内のリクルーター役

19人の大半は日本の被害者に詐欺の電話をする「かけ子」役。一部の容疑者の供述などから、暴対課はメンバーを集める「リクルーター」役が国内に複数いたとみて調べている。


カンボジアでのタイ人向けの詐欺は中国人が関与

■場所
カンボジア
プノンペンのYNホテル
シアヌークヒルのカジノ
■募集
Facebook
■出入国
違法にカンボジアに入国

カンボジア当局はまずプノンペンでYNホテルを手入れし、タイ人2人を逮捕。プレアシハヌーク州ではカジノ近くの4階建てビルなどを家宅捜索しタイ人19人を逮捕した。これらタイ人はタイに電話をかけて虚偽の投資話で相手を騙し送金させており、被害は相当額にのぼるとみられている。


中国の犯罪組織が運営する「国際ロマンス詐欺」の拠点

■場所
ミャンマー
ミャワディ近くのKKパーク
■送迎
バンコクで迎えあり
■出入国
小舟で川を渡る

首都バンコクで迎えの車に乗った。途中で機関銃を持った男が乗り込み、おかしいと気付いた。既に何時間も走り、周囲の風景は密林に変わっていた。
 小舟で川を渡り、巨大な集合住宅群のある敷地に。「KKパーク」という地区の住居の一室にほかの6人のブラジル人と押し込められた。携帯電話の衛星利用測位システム(GPS)で、ミャンマーに連れて来られたと知った。...


タイのパタヤにて振り込め詐欺

■場所
タイ
パタヤの一軒家
■タイ側の逮捕容疑
不法就労
■日本側の逮捕容疑
組織犯罪処罰法違反
■首謀者
福岡の指定暴力団


タイで中国人による特殊詐欺

ラオスから複数の中国人をタイに不法入国させた容疑でタイ人7人を逮捕したと発表した。これら中国人は特殊詐欺に関与していた疑いがあり、警察が捜査している。


中国人がタイを拠点に日本人を騙す

■場所
タイ
チェンマイ中心部から車で2時間のリゾートホテル
■首謀者
中国人
■逮捕
中国人とタイ人(日本人おらず)

「中国人がタイを拠点に日本人を騙す」という奇妙な構図の今回の事件。タイ警察幹部は、「インターネットが使えさえすれば、彼らはどこにでも拠点をつくってしまう」と話す。
また、犯罪組織の指示役やその実働部隊、被害者がそれぞれ別の国にいることで、法の執行が遅れるとも指摘する。今回の事件に照らすと、タイ警察としては日本に住む被害者に直接状況についての確認ができず、被害者の数がつかみにくい。
さらには、騙し取られた現金はタイを介さず、日本の金融機関から別の国に送金されているとみられている。捜査を進めるには国同士の連携が必要となるが、詐欺グループ側もこうした連携には手続きなどに時間がかかるという事情を理解し、あえて国をまたいだ形で犯行を繰り返しているとみられる。



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