見出し画像

5年で株価が4倍!リクルート峰岸社長がいつも心がけている6つのこと。

今日は、現在絶好調のリクルートのお話です。

この株価の上昇がすごいですね。

リクルートは10年前は海外売上はゼロでしたが、現在は50%を占め、

2014年の上場時の時価総額1兆6000億円を現在では6兆3000億円にしました。


以前峰岸社長のお話を聞いたことがあります。

峰岸社長は、
市場に参入する場合、

1.小さ過ぎないか?
2.大き過ぎないか?
3.そこで勝てるのか?
4.買収は、自分たちにアセット含めた強みがないと上手くいかない。
5.営業利益率世界トップを維持する。
6.変えないことだけ(企業文化)を決めれば、あとは全て変えて良い。

など、非常に勉強になりました。

リクルート事件以降、経営陣は相当に自社の社会的存続の意義等を考えながら、経営を行ってきたのだろうなと思っていたら、やはり経営理念にそのことがしっかりと書かれています。

事件後も本体の業績は順調でしたが、バブル崩壊による地価の下落で、コスモス社とファーストファイナンスの資金繰りが困窮し、江副氏の持ち株、全体の約35.2%をダイエーに売却し、ダイエーの傘下となりました。

ダイエーグループ入りの際、ダイエーは「もの言わぬ株主」に徹する代わりに、負債の肩代わりはしない立場をとった(但し、ダイエーから中内功を含む数名が役員就任)ため、リクルートはダイエーより派遣された高木邦夫氏の下、バブル期の不動産やノンバンク事業の失敗で94年3月期に約1兆4,000億円あった有利子負債を自力で完済しました。

その後2000年に、今度はダイエーの経営難でリストラが喫緊の課題の中、リクルート株35.2%の保有株式のうち、25%を約1,000億円で、リクルートが買い戻すことになります。

そして、2005年にダイエーの残りの10%のうち、9%をあおぞら銀行と農林中央金庫、アドバンテッジ・パートナーズに約550億円で売却することにより、リクルートは再び独立経営を出来る発行体となりました。

ある意味、ここがリクルートの第二の創業であり、今あるリクルートHDの広義の企業価値はこの経営理念によって産み出されたものだと理解しています。峰岸社長以下、取締役はほとんどがプロパー出身であり、リクルート事件前後に新卒で入社された方ばかりです。


当時の社会的な叩かれ方を真摯に受け止めて、事業を産み出してきた方なんだろうなと思います。

これからもリクルートを応援したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?