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2種類の後悔。(2019/2/7)

尊敬している人物によく、私は2人の方の名前を挙げさせて頂いている。

その2人は、『野村克也さん』と『松岡修造さん』である。

周りの仲間からは「なんで、その2人なの?笑」と、聞かれることが多いのだが、答えはいつも決まって

「スピリッツが好き。」

だからこそお二方の思考をもっと知るために、著書を読む。最近読んだのは、松岡修造さんの「弱さをさらけ出す勇気」という本だ。


主観ではあるが、私は弱さをさらけ出すのが、とてもニガテなような気がする。
「上手い自分でいたい」「強い自分でいたい」と思っている。
どんなことでも当てはまる話ではあるが、できる方が楽しいし、カッコいい。そんな自分になりたいからこそ、向上心も生まれるし、その為だったら苦しいときでも踏ん張ることができる。

でも。どんなに踏ん張っても届かないときがある。
そんな時に、いや、自分が苦手分野かもしれないと分かった瞬間に、周りに力を借りることもまた、
向上心を持ったり、踏ん張ったりすることと同じくらい大切なことであることに、近頃、やっと気付いた。

いかに多くの「人の手を借りられるか」。
あるいは、「周囲の力を引き出せるか」。

人が1人の力で成し遂げられることなど、たかが知れている。私が大好きなソフトボールも、まさにそうだ。

アウト1つ取るにせよ、
まずはピッチャーがボールを投げるところから始まる。
受け手のキャッチャーがいる。
相手打者がボールを打つ。
ゴロを裁くショートがいる。
打球カバーに走るレフトがいる。
ショートの送球を受けるファーストがいる。
送球カバーに走るライトがいる。
ベースカバーに走るセカンドがいる。

パッとシンプルなプレーを想像しただけでも、少なくともこれだけのプレーヤーが確実に動くのだ。



さて、話は本題に戻る。
その著書の中に、以下のようなことが書かれていた。

「後悔には2種類ある。前向きな後悔と、後ろ向きな後悔だ。」

それはすなわち、どのようなことかというと、
あれをすればよかった、これをすればよかった、という“後ろ向き”の悔しさと
もっとあれができた、などのような自身の弱い部分や足りない部分を、新たな成長への課題として捉え、次の目標に繋げていくことが“前向き”な悔しさとが、あるらしい。


この話を、昨日、大学の部活の練習に行った際に、練習後ミーティングで後輩達に伝えた。そしたら、そのミーティング後に、1年生が私に、こう尋ねてきた。
「『やらなきゃよかった』の後悔はどうなるんですかね?」

なるほど笑。そういうパターンもあったか。
挑戦したという事実は、すごく前向きなことである、しかし。。。

考えた結果は、「後悔の矢印」がどちらを向いているかが判断基準になるということだった。


後悔は過去に向かってやると暗くなる。未来に向かってするものであった方がいい。

そんな思考へとアシストできる指導を目指すと同時に、私自身もこれを心がけて過ごしたいと思った。

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