中学ソフトボールの試合を観る⑤
3回表。 5番がショートゴロで、1アウト。続く6番が、四球で出塁。
よって、映像は 1アウト ランナー1塁 で 7番が打席に入っているところから始まる。
なぜ、これを切り取ったかというと、ランナーが、あともう2テンポくらい早いタイミングでスタートを切れそうだと、感じたからだ。
周囲に「Go!!!」ってシャウトされたから進む、「Back!!!」って言われから戻る、では、得点をなかなか掴みきれない。
ランナーは、とにかく自分のプレー(自分がホームベースを踏むためには、、?)に集中する。
投球前には、ランナーとして、思い出すべき事項が山ほどある。
まずは、ケースの確認。ゴロだったらぜったい走る?ショートサード方向に打球が飛んだら、一旦ステイ?
じゃあ、走るとして、外野に打球が飛んだら、自分は2つ先の塁まで行けそうなのか?どのエリアに飛ぶと、フライになりそうなのか?フライになった時にタッチアップできそうな位置/できなさそうな位置は、どの辺なのか?
え、そもそも、守備者って、それぞれどこで位置取りしてるんだっけ?試合って、今、何回で、得点差はいくつで、試合の空気感ってどんな感じなんだっけ?1点を大切に取りに行く試合?それとも、相手にガンガン揺さぶりかけて、穴を開けにいくようなアグレッシブな試合?……とかとか。
そして、投球時。ソフトボールの場合だと、『リード』が取れないから、ベースを離れるのは、ピッチャーの手元からボールが離れる瞬間となるわけだが、とにかく、その瞬間をじっと見る。
ボールは上に行く?下に行く?インコース?アウトコース?そうすると、どんな打球が飛びそう? っていうのを、ピッチャーが投球モーションに入ってから、リリースされるまでの数秒間に、ガーッと考える。
リリースされたタイミングで、ボールが大きく逸れることが分かったら、その瞬間にスタートを切る!
こんなイメージだろうか。。。
そして、ケース変わって、1アウト ランナー2塁 で 引き続き7番。
飛んだ打球は、左バッター特有のものだ。レフト線(レフトとサード)を守る選手は、左打者の打球が自分の方に飛んできたら、右側にボールが逃げて行きがちだ、ということを頭に入れた事前準備(守備位置、心構え→打球の追い方)が必要だと思う。
8番がピッチャーゴロで、2アウトランナーなし で 9番。
結果3アウトチェンジとなるわけだが、これを見れば「1塁駆け抜け」の重要性が、めちゃめちゃ分かる。
トップスピードで1塁ベースを踏むことも、審判さんの心証も、ちゃんとした駆け抜けによる恩恵は、きっとある、、、気がする。
3アウトチェンジ。
3回表終了。青6-1黒。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?