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お菓子のおまけ

いつからだろう、「付加価値」をこれほどまでにつけるようになったのは。

今では、CDもストリーミングに押されているけれど、そのせいかやたらに豪華版やら特別限定版と称して、いろいろ付随品がついてくる。そういえば、漫画にもいろんな限定品がついてくるようになった。雑誌なんて付録のほうが豪華じゃないのってのも多くなっている。

まぁ、今に始まったことじゃないのかもしれない。

お菓子のおまけなんて、そのまんま「付加価値」を商品にしたようなものだ。お菓子といえば、一時期爆発的な人気を博した食玩なるものはどこへいってしまったのだろう。コンビニにも申し訳程度しか置いていない。

上記のウィキペディアを読むと、食玩の歴史が分かって面白い。

歴史は江戸時代の富山の薬売りにまでさかのぼるらしく、薬売りのおまけにいろいろなものをつけたという。

その後、改良を経て1999年のチョコエッグ・日本の動物シリーズが爆発的に人気を集める。このときおまけを担当したのがフィギュアで有名な海洋堂だった。これで主力購買層がこどもから高年齢化し、大人買いなる言葉が生まれたと記憶している(間違いだったらごめんチャイ)

ぼくは食玩が好きだった。もちろん、チョコエッグも集めたけど、それから色々出たミニフィギュア物が大好きだった。中でもやはりデビルマン関係はいろいろ集めた。


今は一時期のブームも去り、あまり見かけなくなったけど、おそらくガチャガチャの世界に移行してどんどん増え続けているのだろうな。食玩ブームの時にもすでに主役(お菓子)を食ってしまったおまけだったけど、さすがにおまけじゃなくなり主体となったガチャガチャには触手がうごかない。なぜだろう。



出雲にある珍しい神社の一つと言えば、「韓竈(からかま)神社」ではなかろうか。



最近はよくテレビでも取り上げられ、県外の観光客も増えていると見え、標識もいたるところに立つようになった。一昔前は、ちょっと地元民でないとたどり着けないような場所だった。


「出雲国風土記」には「韓銍社(からかまのやしろ)」、延喜式には「韓竈神社」と記載されている。地元では「かんかまさん」と呼ばれ、大切にされてきた。祭神はスサノオで、社名の通り、韓国や鉄、銅との関係が推測できる。

地元民でないとたどり着けないと書いたが、たどり着いてからも大変で、急勾配の石段を登りきったところに、大きな岩が見えてくる。その岩と岩の隙間を通ったところに社がある。岩と岩との隙間はおよそ45cmなので、ちょっと大きめの人は通れない。

おそらくこの神社を人気にしている一つは「なかなかたどりつけない」というところにもあるのじゃないかと思う。無理してたどり着いたところって、なんとなく達成感もあり、ありがたかったりするじゃないですか。そう考えると、これも一種の「付加価値」のようなものかもしれない。「付加価値」もこれくらい古くからあると、なんだか歴史のようなものを感じたりする。

 


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 
 
よかったら、韓釜神社にもいらしてください。

登った時の達成感は格別ですよ ♪

お待ちしています。





こちらでは出雲神話から青銅器の使い方を考えています。

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