ラジオをつけよう ♪
ラジオの話題がある方のnote記事に掲載されていたので、最近よく聴いているFM番組をお薦めした。
土曜夕方4時からのFM番組「リリーフランキーのスナックラジオ」
土曜は仕事をしながらラジオを聴いているが、いつも2時からの福山雅治さんの「福のラジオ」を楽しみにしていたのだけど、その流れで偶然リリーフランキーさんの番組を見つけた。
リリーフランキーさんといえば「東京タワー」(小説家)、「おでんくん」(アニメ・イラスト)、是枝監督の諸作品(俳優)と実に多岐にわたるマルチタレントだ。しかし、ぼくの最初の出会いは(今はなき)洋楽雑誌「クロスビート」の小さなレコ評欄にへんてこなイラストを描く人としてだった。
へんてこなイラストの隅っこに「リリーフランキー」と名前が書いてあって、フランス人かイギリス人かなとおもっていた。
そうこうするうちにどんどん有名になっていき、れっきとした日本人であることが分かった。
リリーフランキーさんのFM番組「リリーフランキーのスナックラジオ」はちょいちょい下ネタを挟みながらいろいろな話題を面白おかしく語る番組で毎回楽しく聴いている。
この「スナックラジオ」、意外な人たちにも受けているようで、かれらの手紙がよく読まれる。かれらとは「塀の中の人々」、つまり刑務所の受刑者たちからの手紙だ。
noteをはじめるようになって、ほんとうにいろいろな人々がいるなということが分かった。いろいろな話がそこらじゅうで語られていて、楽しいこと、つらいこと、面白いこと、悲しいこと、人の数ほど物語があることもよく分かった。
この「スナックラジオ」を聴いていても、ほんとうに色々な人がいるのだなと感心している。そのなかでも「塀の中の人々」の話を聞くにつれ、彼らがもとのシャバに戻った時に待っている辛い待遇にも思いをはせるようになった。
日本は「臭いものにふたをする」ということばがあるように、悪臭の元を絶たないで容器のふたを閉め、悪臭が漏れるのを防ぐということが多い気がする。
もちろん、ぼくも犯罪者のかたをもつということはない。悪いことをした人はそれなりに制裁を受けなければならないというのもわかる。しかし更生して出てきたはずの人々を待っているのは、彼らにとって寛容な社会ではない。
先日、「すばらしき世界」というDVDを見た。
この映画の主人公・三上(役所広司)は刑期を終え、出所後人生をやり直そうとするが、当然そううまくはいかない。なんどもなんどもつらい目にあう。周囲の目は冷たいが、しかしながら、なかには三上を助けようとするひともいる。そこがこの映画のちょっとした救いだ。
更生というのは、実に難しいものだ。「スナックラジオ」を聴いている「塀の中の人々」も刑期を終えて出所したら、きっと同じような目にあうことだろう。彼らもどこかで人の温かみに触れることがあるのだろうか(あってほしい)。
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出雲神話で最大の更生を果たした神様といえばスサノオだろう。スサノオは罪人同然に高天原から追い払われ、母の住む出雲にたどり着いた。そこからスサノオはヤマタノオロチを倒し、出雲に数々の伝説を残し英雄となった。
もし「塀の中の人々」に読んでもらえるのであらば、どうか「古事記」のスサノオの章を読んでほしい。どんなに罪を犯した人でも更生のチャンスは残されている(はずだ)。スサノオはそれを最初に示した神様だとおもう。
スサノオ伝説は数々あるのでいつも紹介するのに迷うのだけど、今回は八重垣神社を紹介したい。
ここにはスサノオとその妻・櫛稲田姫が祀られている。
縁結びの神社としても有名で、「鏡の池」は特に人気がある。そこでは良縁占い(銭占い)が行われる。社務所で売られている薄い半紙の中央に、小銭を乗せて池に浮かべると、お告げの文字が浮かぶ。
紙が遠くの方へ流れていけば、遠くの人と縁があり、早く沈めば、早く縁づくといわれる。このため、軽い1円玉を使うのを避け、10円玉もしくは100円玉で占いを行う。また、紙の上をイモリが横切って泳いでいくと、大変な吉縁に恵まれるという。
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今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
よかったら八重垣神社にもいらしてください。
スサノオと櫛稲田姫が仲良くお待ちしていますよ ♪
こちらでは出雲神話から青銅器の使い方を考えています。
よかったらご覧ください ↓ ↓ ↓
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