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究極のダイエット法は5年かけて身に付けた

結局ダイエットもメンタルが全て

 どんなに良いダイエット法もメンタルが全てであることに5年以上かけてようやく気付いた。つまり、心の状態が悪ければ、常に肥大と縮小を繰り返し、体にはダメージだけが蓄積されていく。

 大きな改善は様々な犠牲を生むし、改善後のリバウンドに襲われる可能性が高くなる。だからこそ、1年を通じて一定を維持する、または緩やかに改善していくのが理想のダイエットである。

 長い期間、安定した体型を維持するためには、メンタルコントロールが9割で、残りの1割に知識(食事方法や運動方法)が含まれる。つまり、メンタルをいかに良い状態を保てるかが重要なのである。

メンタルを一定に保つためには

 メンタルを一定に良い状態を保つために必要なことは以下の3つである。

・自分の幸せについて考えること
・本当に重要事項であるか否かの判断基準
・日々のゴール設定

 いずれも、メンタルを保つためには必要不可欠で、大事な枠であり、戦略である。日々行うことについては戦術であるため、これは各人によって異なるため、自分に合った方法を試行錯誤する必要がある。

自分にとっての幸せとは何なのか

 今一度、自分にとっての幸せとは何なのかを考えてほしい。自分は何をしているときに心から幸せを感じ、人生の充足感を感じることができるのだろうか。

 その幸せを感じているときに、自分が太っていても幸せを感じることができるのならば、ダイエットに取り組む必要があるのかどうかを考える必要がある。

 自分が本心から望むものでなければ人をそれを得ることはできない。一時的に得たとしても、それはいずれまた離れていく。

 自分の幸せとは何なのかを徹底的に考えてみよう。

伊豆の渋沢栄一にとっての幸せとは

 簡単に私にとっての幸せについても触れてみたいと思う。私は幼少期から自分の好きな人に貢献することに何よりの幸せを感じ、実践していた。

 今では少しその枠を広げて、見ず知らずの人の役にも少し立ちたいという願望が芽生えたので、地域のボランティア活動を実践している。

 また、幼少期から人から褒められるのが大好きで、自己承認欲求が強いため、自分の実績、成果を他人に見てもらい賞賛されることに幸せを感じることも多々ある。

 まだまだ他にもたくさん自分が幸せな状態はあるのだが、ダイエットを継続する理念は以下のとおりである。

自分の会社も繁栄させ、周囲を幸せにしながら賞賛を浴び続ける。そのためには日々ハイパフォーマンスでいられるよう、日ごろから摂生に努め、清貧の思想を大事とする。

本当に重要事項であるか否かの判断基準

 日々のメンタルを一定に保つためには、いかに自分の予定をコントロールできるかが、大きなカギを握っている。

 自分の中で意思決定における判断基準を持っていないと、容易に予定は崩れ、結果的にメンタルに悪い影響を与えることとなる。私は名著『7つの習慣』から以下の判断基準を持ち、瞬時に自分の判断基準で判断を実行している。

A 緊急かつ重要であること
B 緊急では無いけど重要であること
C 緊急だけど重要ではないこと
D 緊急でも重要でもないこと

A 緊急かつ重要であること
・電話
・突発的な病気やケガ
・緊急会議、打ち合わせ
・他人の不幸など

 Aはなるべくその状態にならないように配慮をしている。特に電話はあまり鳴らないようにする努力が必要である。日頃から健康管理を行い、仕事も報告、連絡、相談をまめに行うことで発生じたいを抑える努力が必要。

B 緊急では無いけど重要であること
・読書
・健康、メンタル維持のための運動
・自己研鑽
・家族との時間
・将来の計画
・ボランティア活動
・大切な友人との時間

 Bは人生において最も重要とされることである。しかし、緊急性を要さないため、ついつい先延ばし、軽く捉えてしまう。これは意識的にスケジュールに組み込んで、Aによって時間を奪われないようにする必要がある。

 ここにいかに時間を割けるかが、人生を豊かに幸せに過ごすための鍵を握っているといっても過言ではない。

C 緊急だけど重要でないこと
D 緊急でも重要でもないこと
・急な食事、飲みの誘い
・訪問セールス
・その他各人による

 CとDは問答無用で全て却下である。CとDに時間を割くことによって人生は大きく自分でコントロールすることができなくなり、結果的に自制心も無くなり、ダイエットどころではなくなってしまう。

 完全に他人によって支配された人生となり、自分の思うような人生を歩むことは難しくなる。

 なので、自分が行きたくない食事や飲みには何があってもいかない。苦手な人にも時間を割かない。こうしたことを守るだけでも、主体性を持って自分の人生を生きることができる。

 いくらダイエットを頑張っていても、急なスケジュール変更によって、挫折を味わい、ダイエットを諦めてしまう人を嫌というほど見てきた。

 B以外の出来事からいかに自分の予定を狂わされないかが、ダイエットにおいても非常に重要である。

日々のゴール設定

 これはとてもシンプルで、上の二つに通じる。

 ずばり、1日、自分の決めた予定で生きるということである。以下のようなことをあらかじめ自分で決めておき、それを自分の意志によって実行する。
・起床時間
・食事内容
・仕事の時間
・家族の時間
・勉強の時間
・運動の時間
・入浴時間
・就寝時間

 最初から全てを実行するのはハードルが高いため、最初は現在できていないところから少しずつ始めるのが有効である。

 これらの予定を自分の中で決めておき、日々のゴール設定にする。そのゴールを毎日クリアすることによって、自分にゆるぎない自身が生まれ、それが結果的にメンタルを安定させる。

 だからこそ、自分の大切なゴールをその他の要因で阻害してはならない。あくまでも自分の人生を自分の予定で生きることが大切である。

 決して誤解をしてほしくないのは、他人との関りを減らせというわけではない。あくまで突発的に発生するイベントごとを減らす努力をする必要があるということである。

 時には突発的に人を助けなくてはならないことがある。人を助けることで自分が幸せになれるのなら、それは迷わず行うべきだ。

 結局人は1人では幸せになることはできない。他人との関りがあるからこそ、人は幸せを感じることができる。

 これは勘違いすると、人への感謝に気持ちが薄れて、次第に人生はハードモードに移行して、いずれ大きな痛みを負うことになる。

まとめ

 私は5年という歳月をかけて、勉強と実践を繰り返し、究極のダイエット法を体得することができた。

 いかに自分が穏やかに、良い状態でいることができるのか。あり方さえ間違わなければ、やり方はいくらでもある。

 どんなによいやり方もあり方に問題があればいずれそれは崩壊する。人間の心と体は表裏一体。

 自分自身の哲学を持ち、思考を深めてこれからも精進していきたい。

 




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