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ワークショップ(町内会の話)

今日は8月4日、昨日までは非常に暑い日でしたが今日は雨。
東北や新潟では大雨で最上川が氾濫したり緊急安全確保が発令されたりと、あの日を思い出すような事が起きています。
もし被災していなければ、対岸の火事だったと思います。
でも災害は誰の身にも降りかかること。と認識を変えなければならない時に来ている。
ハザードマップで自分の住んでいるところにはどんな危険が想定されているのか。自宅だけではない。会社や学校も同じです。知らないより知っておくほうがよっぽど良い。欲を言えば通勤・通学経路でどんな危険性があるのか。
発災時には自分の身は自分で守るしかない。
そこで身を守れなければ、救助も待つことも出来ない。
危なくなる前に避難です。危なくなってから避難では、その避難ですら危険かもしれない。

7/31に復興まちづくりワークショップがありました。用事があり途中退席しましたが、その事について書こうと思います。

・前回の振り返り

ワークショップが始まり、前回の振り返りと今回やることの説明があります。
私は前回、若年層と子育て世代の定住というテーマで意見を出しました。
ファシリテーターの方が各項目で前回出た意見を発表し、その後に第二候補のテーマに移動する。というやり方で、第二候補でどのテーマに移動するか色々悩みました。
どれもこれも行き着く先は「より良い伊豆山」なんですよね。
様々な考え方で、どの通り道を通って「より良い伊豆山」という目標にたどり着くのか。
そう考えるとどのテーマも重要だし、それぞれに似た考えが出ていました。

・第二候補

私が第二候補で選んだのは
町内会
町内会ってみなさんどんな印象ですか?
面倒くさい。組長が輪番で回ってくる。基本的に「できればやりたくない」という印象が強いと思います。
でも、町内会って市との連携やイベント、防災で重要だと思っています。
私は避難場所であるホテルにいなかったので本当のところは分かりませんが、避難所で町内会が機能していなかったと聞きました。
避難者の要望をまとめ、市に提案するのが町内会だと思います。
ホテル、そしてコロナ禍という特性上、大人数が集まって話し合うことが出来なかった事は理解出来ますが、市の職員にそれぞれが個別に意見を言いに行っていたら通る意見も通らないのではないかと思います。
そして単純に町内会の運営という点でも少し疑問を持っていました。
私は実家の方の町内では青年会に入っていて、会長の時は町内会の定例会にも参加していました。そして一時期伊豆山にある町内会の青年部?壮年部?にも在籍していまいた。
両方の町内の組織に所属してそれぞれの町内でこんなにも違うんだ。と知り、そのギャップが私の予想を遥かに超えていた結果、私は伊豆山の方は脱会することにしました。
そのギャップが何だったのかは特に説明はしませんが、伊豆山での印象はそれぞれの部会が単独に動いているような印象を持っていました。

・ディスカッションと私の意見

ワークショップでディスカッション(議論、討論)とはおかしいですが、いい言葉が思いつかなかったのであえてこの言葉を使用します。
町内会のテーブルに着くと、第一候補からいる方が席替え中も熱弁をふるい席から動かずにいました。正直割って意見を言うのが大変な雰囲気です。
その方は復興というよりも、何故盛り土を防げなかったのか。町内会の連携が不足していたからじゃないのか?という考えに終始していまいた。
私も同意見です。
七尾の町内会から盛り土(ダンプ)の情報が他の町内に共有されていれば、犠牲者はもっと少なかった。
ただ、その情報が町内会だけに留まっていたらどうでしょうか?
私が感じたそれぞれの部会が別々で連携が取れていない。という事は情報の伝達が遅くなりますし、避難に時間がかかる高齢者等の手助けはある程度力のある若手でなければ時間がかかります。
私が町内会のテーブルで伝えたかったのはここです。連携不足。
町内会は執行部や本部であってその下に青年会、老人会、婦人会、防災会の色々な会があるべきだと思います。
その組織体系が出来ていなければ連携なんて取れるわけないし、もし町内会ごとの連携が取れていてもそこが出来ていなかったら効果は半減です。
そのテーブルには町内会の方もいて自分が感じたことは今は改善している。と言っていましたが本当はどうでしょうか?

・今後のあり方

私が思っていることは多分、どの地区も同じ問題を抱えていると思います。
多分町内会に若い人が入ってくれない。協力的じゃない。とか移住者が加入を嫌がる。とかだと思います。
私にはアイディアがありませんが、新しいカタチの町内会が必要なのではないかな?と思っています。
ただの復興ではなく、少子高齢化、既存の町内会からの脱却によるロールモデルとなる事が日本中に誇れる復興なのではないか?と思っています。

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