RPGに役立つ・背負い袋にこの一冊!第九回
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※2003~2006年に雑誌『RPGemer』に掲載された記事です。
第九回:「富豪刑事」
~富豪的な遊びもまたよし~
(本のデーター)
「富豪刑事」
筒井康隆 著
新潮社 発行
(※データは掲載当時のものです)
あのTVドラマ、見てました?
こんにちは、謎のメカ侍・伊豆平成です。
テレビっ子(死語)の皆さんならおわかりでしょう。
やってましたよね、あの刑事ドラマ。
だから本が手に入りやすくなっているはず、と思って今回の作品に決めたのですが――。
いやはや、ドラマ化やアニメ化って、原作が大好きな作品ほど複雑な気持ちになりますな。
指輪物語の映画みたいに、見たかったものがそのままばっちり見られたときは原作好きにとっても至福の極みですよね(少なくとも私は映像に関してはそうでした)。
しかし、そうでないときも「私はこの小説のここが好きだったのか~」と気づいたりはできます。自分と「ドラマやアニメを作った人」との、解釈や発想の違いを楽しむことができますからね。
RPGでも、マスターとプレイヤーの発想のくい違いは楽しみの一つです(わあ、なんて強引な!)。
プレイ中の即興で生まれる「うおお、そうくるかあ!」的な驚きは、マスターとプレイヤーの双方で味わえるものですからね。
てなわけで、今回は「どうやって発想のスケールを相手より大きく持つか?」の参考になりそうな、バカバカしいまでにスケールのでっかい刑事物(?)の、『富豪刑事』であります。
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