RPGに役立つ・背負い袋にこの一冊!第八回

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※2003~2006年に雑誌『RPGemer』に掲載された記事です。

第八回:「闇の殺戮」

 ~プレイヤーの正義~

(本のデーター)
「闇の殺戮」
ディーン・R・クーンツ 著
(原題:DARKFALL)大久保寛 訳
 発行 光文社
(※データは掲載当時のものです)

おかげさまで……。

 こんにちは、謎のメカ侍・伊豆平成です。
 何が「おかげさま」かと言いますと……。
 なんと! こちらの記事がきっかけで、第四回で紹介した「密偵ファルコシリーズ」の最新刊(『水路の連続殺人』←もちろん今回も面白い)に解説なんか書いちゃったのです!
 メールで依頼が来たときには「このコーナーがあったればこその幸運だなあ」と深く感謝すると同時に、「本の解説なんて、私が書いていいの? 本当に?」と気後れしまくりでした。
 思ってもみない大役に唐突に抜擢されて、どう対処するか――RPGでもよくある状況です。
 中でも「正義のために戦う勇者に祭り上げられる」なんてパターンが多いのではないでしょうか(強引にもってきてるな……)。
 てなわけで今回は「プレイヤーが理想とする正義とは?」が巧みに描かれている、ベストセラー作家クーンツ先生の傑作、『闇の殺戮』であります。

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