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【レポ】青空は明るく広い!【Bluesky Meetup】

四谷ラボさんが主催するSNS「Bluesky」の勉強会「Bluesky Meetup in Tokyo」に参加してきた。

終わってから言うのもアレだけど、今回の一番の目的は「LINEヤフー本社に入ってみたい」というミーハーな理由。柔軟で働きやすい環境で知られるLINEヤフー本社の内部はどうなっているんだろう…という興味がBlueskyの開発話より勝ってしまったという(本当にミーハーでごめんなさい…)

アプリケーションや開発のことはおろか、そもそも分散型SNSってのがよくわかっていない「ただのBlueskyユーザー」でしかない私が開発チームの話を聞いて理解できるのか…
そして超絶人見知り&ぼっち参加でオロオロしないか、大丈夫か私…

結論から言うとそんなことは杞憂、開発者やパネリストのトークや質疑応答の熱量がすごくて、懇親会では多くの方に話しかけていただき「マジで参加してよかった…」と思えるBluesky Meetupだった。イベントの通り「ミートして心がアップ!愛がアップ!」(ロマサガ風に)

以下、感想とざっくりメモしていた流れです(開発やプログラミングのことなど専門外のため言葉のニュアンスなどが違っていたら申し訳ないです)

名刺を新調して本当に良かった

●開発者と近い!近すぎる!
Bluesky開発者のWhyさん、そしてBluesky CEOのJayさんもオンラインで参加され現状のBlueskyの状況やこれからのアップデートについて直接お話が聞ける場だったのだけど、そもそも開発者とユーザーが密にやりとりができるSNSっていままであったのだろうか?私はまずそこに驚いてしまった。
Twitterはアップデートするたびに「いらん機能つけやがって…!」とユーザー無視に開発側がアレコレ進めていたイメージだったので「我々ユーザーの話マジで聞いてくれるの…?」と感動してしまった。時差などもありきっと大変だったろうに…本当に感謝。

●ユーザー数の推移と熱量
Blueskyのユーザー数の推移ざっくり
・2023年5月30日に10万人突破
・11月13日には200万人突破
・2024年2月6日 招待コードが廃止
・Meetup開催時の4月13日では546万人
サードパーティーアプリやプログラムも活発で、公式がやる前に作成していてすごい、とにかく日本人ユーザーの熱量が高いのが印象的とJayさんとWhyさんはおっしゃっていた。
同時に「発言しているアクティブユーザーも減っているのでは?」という指摘もパネルセッションにて話題に。確かに招待コードが廃止されたときに「Twitterが何かあったときのためにアカウント作りました!」みたいな人はめちゃくちゃ増えたけどその人達は結局Twitterに浸っているし、積極的にBlueskyで活動したい感じではないイメージ。ロム専が増えているのは肌で感じている。「最近お見かけしないなぁ」というフォロワーさんも増えてきた。今後おすすめユーザーやおすすめ機能を考えているとのこと。やはりナガノさんみたいに有名人著名人が利用すると増えてゆく…?

●自分のポストにリプライをするとトップに出ない、漫画を載せたり長めの連載には向かないので改善してほしい
⇒質問してくださった方本当にありがとう!これ、思っていた。私も時ポストにリプライしたものはほとんど反応がないので長文を載せる人は困っている人いるだろうなぁ…と。Jayさん、Whyさんとも「改善します」とおっしゃっていたので早いうちにアップデートされると思われる。何度も書くけどリアルユーザーの声を開発者に直接伝えられるって本当にすごいことでは…

●みんなが気になっている鍵アカウント、DM機能設定の予定は?
⇒実装は予定されているとのこと。
個人的な感想。私は必要性をあまり感じておらず「鍵アカウントで運用したかったらTwitterでよくない…?」という側。BlueskyはオープンなSNSというイメージだし、これからアクティブユーザーを獲得していくのであれば鍵運用するのはあまり意味がないのでは…?そもそも鍵をかけないといけない理由って?鍵機能のある他のSNSではなくBlueskyでやる必要は?個人情報など何もかもがオープンなのも危険だという意見もまあまあわかるのだが私はいまのところ否定側。

DM機能に関しては、たしかに個人的にやりとりしたい方やオープンにできない情報やリンクを送る際にあると便利とも思ったが、いやがらせや犯罪の温床にならないか危惧している。Twitterの二の舞いにはなってほしくない…という不安から現在は不要だと思っている。

多くのユーザーが望んでいる機能ではあるし「これがあるならBlueskyを使おう」という方もいるだろう。難しい問題。

●マネタイズについて
「広告を出すことは考えていない」とのこと。嬉しいけどお金本当に大丈夫…?
毎日のように「見づれぇ…!!!」とイライラしながらスクロールするTwitterやInstagramに比べ、Blueskyは快適にタイムラインを楽しめるだけに金銭的な応援は何かしらしていきたいと思っているのだけどプレミアム会員やサブスク会員を作ってマネタイズするのが現実的?というかカンパ先とかないんですか?
セッションでは「コミュニティを区切るためのサブスク」「カスタムフィードのサブスク」という話が出て、なかなか良い案だとは思ったけど安定的に利益は出るものなのかしら。フィードやコミュニティの管理者の労力がかかると続けていくの難しそうかな…とも思ったり。

●懇親会
ぼっち参加&人見知りスキルが最大限発揮された懇親会だが、ありがたいことに多くの方からお声をかけていただきめちゃくちゃ嬉しかった。
「話した方とお互いにシールを交換しましょう」という運営のアイディアがとてもよく、隣に座られた方をはじめ、ちょこっとお話をした方とも「シール交換しましょう」という小さな会話から「自分はこういうことやってます」「名刺交換しましょう」みたいな話題づくりに発展する流れは本当にパーフェクト。

シールを交換してくださりありがとうございました!

持参していったSuicaペンギンぬいぐるみをきっかけに話しかけてくださったり一緒に写真を撮ったり…なかなかおもしろい場でした。意外となんとかなるもんだ。
エンジニアやプログラマの方をはじめ、イラストレーターさん、分散型SNSについて研究されている方、メディアの方も多数、びっくりするような趣味をお持ちの方も…いつも生活している範囲では絶対に出会わないような方が会場にいて、この世界線にいる自分が不思議だなと感じたよ…。青い空はどこまでも広い。

ぬい持参の方が意外に多かったのが印象的
のるるんと夢のご対面

Twitterではいざこざに巻き込まれたり悪口を書かれたり、小さなことでもイライラししていた。「他人と関わるのがめんどくさい、もう一人で行動するわ…」とコミュニケーションすることを自ら絶っていた。
Blueskyを始めてやっぱり「人とつながって交流したい、人の話が聞きたい」という欲があるんだ、と改めて振り返ったのだった。

それは私だけでなくみんな同じだと思う。開発者をはじめ参加者や配信を観ていたユーザーみんなが本気でBlueskyの未来を考えていて「よりよいコミュニケーションの場を作っていきたい」とアクションを起こしている。
善良なユーザーが多いSNSの未来はきっと明るいな、と漠然と感じた瞬間だった。
パネリスト・徳力さんもお話されていた「正義は勝つ」。その通りになるのかも。

※徳力さんのお話とても的確でわかりやすかったので機会があったら他の講演も聞いてみたい!

●余談
「LINEヤフー本社に入ってみたい」という野望も無事達成できたので大満足。オフィス内写真撮影はNGだけど、とっても広々としたワーキングスペースにカラフルなデスクやインテリア…千と千尋の神隠しばりに「ここで働かせてください!!」と叫びそうに。今後もLINEヤフー社には何かしらご協力をお願い…したい…な…(※お金の面で)

メッセージコーナー賑わってた!寄せ書きコーナーではイラスト描かせていただきました

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