訃報

今年も色々あった。体のことや親戚から友達の訃報、親戚は知らせが来るのは当然だが、友人は、年賀状を控えさせていただきますからの葉書で始めて、友人の訃報を知る。年に数度のやり取りをしている友人たち。しかし、その数回はなくてはならないものでもあって、過去の苦しい時代から互いに助け合った中ならよけいだ。
 「あれっおかしいな」から、忙しいのかもと思っているうち、月日は流れ暮れ近くになると、バタバタしてたけど据え置きだったことを後悔しながら、年賀状を買うと同時に、届く友人の家族からの訃報、後悔と落胆と、悲しみに支配され、時が止まり回想される日々、年賀状などのやり取りがなければ、訃報の知らせもなかったかと思うと、感謝さえ覚える。だが友人の訃報は切ないものだと、此処2、3年で感じていることだ。

【 晩秋の風の便りに涙して 】

  友想いて詠む  いづみの句


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