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実家から帰る時に毎回泣いてしまう、23歳社会人・主婦2年目のひとりごと。

実家は関西。東京から新幹線と在来線を乗り継いで片道3時間ほどで、父や母、妹たちと、愛犬の暮らす実家に着く。

22歳で就職、結婚を機に上京した私は、家族が大好きだ。

就職もして、結婚もして…苗字も変わったけれど。まだまだ一人前の大人にはなり切れなくて、ひと月からふた月に1度は必ず実家に帰省するようにしているし、帰る時は必ず泣いてしまっている。

上京する前は、毎日顔を合わせて他愛の無い会話をしていた妹2人とも、上京して以来、顔を合わせて話すことはやはり少なくなってしまったし、特に年の離れたまだ中学生の妹は、会う度に身長が伸びていたり、話す内容も大人っぽくなっていて…成長が親のように嬉しかったりもするけれど、その成長を近くて見ていられないことが少し寂しかったりもする。

もう1人の妹は大学3回生で、今年は就活の年だ。もっと近くにいれば、隣で話をしながらアドバイスやら愚痴を聞いてあげられるのに…なんて思ったりもしてしまう。

母はまだまだ世話がかかる2人のお世話や、お仕事で忙しそうで…帰る度に手伝いはするようにしてるけど、それでも足りないくらいで。

父については、女ばかりの家で、まあまあ肩身の狭い思いをしている中、ようやく社会人になって多少気持ちを推し量れるようになったので、話し相手になってあげられるかなあって思ったり。

愛犬はもう16歳のかなりの高齢で。それことあと何回一緒に散歩出来るだろうと帰る度に不安になる。

…物理的に距離が出来てしまったことで、こうやってもどかしい気持ちになってしまうこともある。

でも帰る度に、1ヶ月、2ヶ月会えなかったブランクを感じさせないくらい、笑顔で迎えてくれて、帰る時はばいばいじゃなくて、「行ってらっしゃい!」と見送ってくれるそんな家族が大好きで。
東京という関西からは少し離れた土地で、頑張ってお仕事して、それで帰った時に家族に美味しいものをご馳走して。そうやって、離れたぶんいっぱい彼らに恩返ししたいなと、帰る度に思う。

あと何回、元気な姿で皆で笑い合えるだろうと、眠れない夜、ふと考える時もあるけれど。
そんなことを考えて、憂鬱になるくらいなら、有給でもなんでも取って、会える時にいっぱい会いに行こうと思う。
1ヶ月に1回の帰省に、帰る時の涙。それに独り立ち出来ていないなあと、帰りの電車で恥ずかしくもなるけれど。
それくらい大好きな家族に恵まれたのだから仕方ないのだ。

そんなことを思いながら、今、新幹線で車窓を見ている。

住み慣れた田舎町の風景から、ネオンや、まだ煌々と光るビル群が立ち並ぶ東京。
どうしても関西に帰りたいなあという気持ちが湧いてくるけれど、私が選んで、家族が送り出してくれた都市でもある。

まだ瞳は涙で滲んでいるけれど、また家族に会う日まで、頑張らないとな。

そんな、社会人2年目、主婦2年目の23歳のひとりごとでした。
読んでくれてありがとうございました。




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