世界にたったひとつ
はじまりは同じ紙なのに
絵描かれたものは
全く違う。
似たような見方
似たようなモチーフはあっても
全く同じものは
ひとつもない。
もう何百枚もの絵を見てきたけれど
絵描かれたそれは
世界にたったひとつのもの。
そしてその絵は語る
「わたしはこんなふうに世界を見ているんだよ」
って
教えてくれる。
まるで自己紹介する
みたいに。
世界にたったひとつのそれに
触れられる瞬間が
私は好きだ。
そこに優劣はなく
ただそれぞれの世界が
存在するだけだということを
そのどれもが大切だということを
感じることができるから。
あなたは世界にたったひとりの
大切な存在だと
教えてくれるから。
描きにきてね
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