熱が出た。
熱が出ると
私は社会不適合なのかなと思う
うまく生きるのが苦手だ
人から心配されるのも苦手で
でも心配して欲しい私もいて
余計熱が上がる
そんな時は特に
曖昧な詩文がスルスル入っていき
気づいたら夕暮れになった
時間に
置いてかれた感覚
風は優しく
体を冷ましていく
電源を切る
毛布にくるまり
窓と本棚の間に座って
ただ言の葉を拾う
静かな、水面
この感情も思考もジャッジも痛い嬉しいもない
空間に溶けた感覚
小旅行の一瞬のようで
結構好き
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