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お知らせと、これまでとこれからのこと。

こんにちは。久保泉です。

今日は、お知らせと、これまでとこれからのわたしの話をしたくて、書きます。

長々と、そして個人的な話を書くのは、noteがいい気がしたので、ここに記そうとおもいます。

旅館の夜は、お湯の音が、外から、ゆるやかに聞こえて、物を書くのにちょうどよく、心地がよいです。
大した文章ではありませんが、読んでくださるとうれしいです。

まずは、大事なお知らせから。

このたび、本をつくる
「bundle」
を始めます。

小さなレーベルのようなもので、不定期でいろんな本を作っていけたらとおもっています。

きっかけは、たった数ページの物語が春に生まれたことです。

パートナーは、デザイナーの大坪メイちゃん。メイちゃんのデザインはずっと好きだったので、今回こうして二人で何かを伝えていけることが、とても嬉しいです。メイちゃん、ありがとう。   

bundleは、日本語で、束ねる、という意味です。
メイちゃんと共に、誰かの想いや愛や心や、大切な何かを届けられるといいなとおもって、この名前にしました。
本を作ることは束ねること。ばらばらな物事を編集し、デザインすることは、束ねていくこと。
この世に溢れているものを丁寧に掬って、形にしていきたいです。
第一冊目は、来月に刊行予定です。愛が詰まった一冊です。大切な一冊です。
また詳しい情報は、bundleから発信していきます。

Twitter @bundle_publ
Instagram @bundle_publ

今後、ゆっくりとわたしたちのペースで、本を作っていきたいです。いろいろなものを束ねていきたいです。
どうぞよろしくお願いします。

そして、bundleを始めるにあたって、わたしのことを話そうとおもいました。
長くなるかもしれませんが、よければお付き合いください。

わたしは、26歳で、九州生まれ九州育ち。現在は東京に住んでいます。
東京へ来たきっかけは、大学進学でした。
ファッションの勉強をしたくて。
両親ともにファッションが好きで、知識が豊富でおしゃれな父と、服を作ることが好きな母のもとで育ちました。小学校からファッション雑誌を読み漁り、それは大学生まで続きました。
大学では、ファッションをさまざまな側面から勉強し、他学部の授業もたくさん受けました。特に勉強になったのは、ポップカルチャー論。二年間受けました。そしてその先生から多くのことを教わりました。
その傍らでファッション雑誌の編集部でアルバイトをさせてもらうことができました。わたしの、原点のような場所です。今でも大切な師匠がいる場所です。
忘れられないような経験をたくさんさせていただきました。編集部で学んだことを、違う角度から発信したい、伝えたい、とおもい、別の会社へ入社しました。
一年半後に、希望していたカルチャーの部署へ異動しました。唯一の、特別な、先輩ができました。大らかで豊かな上司、優しく包んでくれる上司、お父さんみたいな上司に出会いました。
異動してすぐ、友人から展示を手伝ってほしいと言われました。文章で手伝ってほしいと。
編集部にいたころから、細々と文章を書き始めていました。2015年のことだったとおもいます。
初めて発表する文章はふたつあり、あとは編集もしました。挨拶文は、師匠が泣いてくれました。そしてたくさんの人から感動したと言っていただきました。もうひとつの文章は、雑誌に載せた文章で、そのデザインをメイちゃんがしてくれていました。今も気に入っています。「青に残して」という文章でした。
そこから文章の依頼や文字を書く依頼などいただき、いいきっかけでした。まりこちゃん、ありがとう。
その展示を通して出会った子がいて、その子のために企画を考えました。異動して半年後に、初めて、会社で企画をさせてもらいました。
その後も自分の伝えたい、映画や演劇やイラスト。何かのために、誰かのために、企画をしていました。

それと同時に、文章も積極的に書くようになりました。2019年からは毎日書いていました。そしてZINEや本を制作し、応援してくれる優しい方々に出会いました。いつもありがとうございます。

先日、高校からの友人に、ずっと早く走っているみたいにみえてたよ、と言われました。
師匠に追いつきたい、周りの素晴らしい人たちに近づきたい、もっともっと、未来を、みたい、光を、みたい。そのために必死でした。今振り返っても、数年間、とにかく走っていました。しかし走りすぎて、転んでしまいました。

もともと病弱で、高校生のころに心身ともの病気だと診断されました。それは大学生のころには治ったものの、感受性が豊かすぎて、溢れてしまいました。
プライベートでも大変なことが起きていました。同時に会社では初めての企画。それに加え別の仕事もありました。体も心も耐えきれなくなり、コンビニへふつうに書いに行くことさえ、難しかったです。
2018年の秋、ついに仕事へ支障が出てしまい、療養することになりました。それでも心は燃やしていて、その心に火がつくような、やりたい企画が出来て、半年で復職しました。お医者様からも止められましたが、誰かのために動きたい衝動は止められませんでした。
結果的に、企画はできたものの、見届けることはできなかったものがいくつかあります。そこからは、療養と復職を繰り返し、周りにとても迷惑をかけてしまいました。現在もまた、療養中です。
入院も経験し、病気も変わり、新しい病院に通ってそろそろ半年が経ちます。
悪くはなってないけれど、良くもなっていない。そんな気持ちです。
病名などは、まだここに書きたくありません。時が来れば、きちんと公表し、同じ病気で苦しむ人の役になれたらとおもっています。
まだわたし自身が、闘病中であるため、ゆっくりと治していきたいです。 

自然に触れたり、遊んだり、電車に乗ったり、美術館や映画館に行ったり、カフェに行ったり。大切な人を大切にしたり、自分自身も大切にしたり、そんなふつうのことを、ふつうにしたいです。

長くなりましたが、わたしのことでした。

書くこと、編集することは、やはり大好きで大切でかけがえない、わたしの芯です。なのでその芯を、大切にしたい。bundleも、不定期に出版しますが、読んでいただけるとうれしいです。

これからのこと、まだ、未来をうまく描けないけれど、きちんと社会復帰をし、bundleを続けていけたらいいな、とおもっています。未来は変わるから、何もわかりません。とにかく、一日を、生きることが、今わたしにできることです。

ここまで読んだ方いるのかな…。笑
読んでくださり、本当に、ありがとうございます。
これからもよければ、よろしくお願いします。

2020.10.28 久保泉

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