和泉虎太郎

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生活を豊かにする方法を行動経済学的に考えてみた】004〜負けを認めることが勝つための近道

心理学と経済学の両面から人間の行動を読み解くのが行動経済学です。 いまもっとも注目を集めているこの研究の視点から、日々の生活を見直してみるnoteです。 第4回目は、負けを認めることが勝つための近道、です。  株式や為替など価格が刻々と変わる投資をしていると、100%勝つってことはあり得ません。個人だろうがプロだろうが、基本的に持っている情報は同じ。それをどう判断するかという知恵比べなので、外れることも当然あります。新型コロナが流行したときには世界的に株価が暴落する場面があ

    • 【生活を豊かにする方法を行動経済学的に考えてみた】003〜おカネに色を付ける

      心理学と経済学の両面から人間の行動を読み解くのが行動経済学です。 いまもっとも注目を集めているこの研究の視点から、日々の生活を見直してみるnoteです。 第3回目は、おカネに色を付ける、です  「おカネに色はない」とよく言われますが、完全に嘘っぱちです。確かにお札や硬貨には特別な色はついていませんが、それを持っている人間がばっちり色を付けてしまっています。  クルマでも服でも構いません。高価なものを買うときのことを想像してみましょう。たとえばコートを買うとします。デザインや

      • 【生活を豊かにする方法を行動経済学的に考えてみた】002〜飲み会の場ではおごれ

        心理学と経済学の両面から人間の行動を読み解くのが行動経済学です。 いまもっとも注目を集めているこの研究の視点から、日々の生活を見直してみるnoteです。 第2回目は、飲み会では割り勘よりもおごれ、です。  同じおカネを使うのでも、豊かさが増える不思議な例を紹介します。それが「おごること」です。  親しい友人数人と集まった飲み屋で、会計は割り勘、普通はそうしますね。4人で1万円ならば、ひとり2500円です。  ではこの場合の、参加者全員の満足感を「カネ、モノ、心」の3つの面

        • 【生活を豊かにする方法を行動経済学的に考えてみた】001〜とっとと忘れた方がいい過去の出費

          こんにちは、そしてはじめまして。 経済とか社会をフィールドにしている編集者です。 みなさんは行動経済学という新しい学問分野のことをご存じでしょうか。 旧来の経済学はほとんどすべて、「人間は合理的な判断を下して、行動する」という前提でできあがっています。「じゃぁ人間って本当に合理的なのか?」。その根本のところに疑問を投げかけたのが行動経済学です。心理学と経済学のハイブリッドと思って間違いありません。 この学問の登場によって、それまで説明のつかなかった経済社会の現象が理論化・体

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