パパは最強プロゲーマー
2016
◆初見の見た目のインパクト
ふ~どさんを知るきっかけはハイタニさんと同じく「ダラケ!」でした。
ふ~どさんはプロゲーマー編の第2回から出演していて、この時見た感想は
”メ、メガネが汚い…”
顔がアップになった時、指紋がついたメガネが虹色に曇っていて…
全身ショットも、ちょっとふっくらした体形に、よれよれのTシャツ
謎のデザインの短パンというもの。そんなふ~どさんの姿を見て、
「ああ…なんかゲーマーって感じだなぁ。」
ダラケを見るまでは”ゲーマー=陰”という、外国人が抱く”日本人=サムライ”ばりの極端なイメージを持っていた私は、何から何まで元々のゲーマーのイメージ通りの人といった印象を持ちました。
この放送ではプロゲーマー+出演者による1先のトナメが行われましたが、
印象的だったのが、ふ~どさんが初戦でかずのこさんと当たった時。対戦前のインタビューで、かずのこさんが
「ふ~どとは、まだストVで対戦したことがないので…。」
というコメントを。
それを聞いたふ~どさんは、なにやら不穏な表情を浮かべます。
ふ~どさんのターンになって、開口一番言ったこと
「1,2週間前、海外の大会で当たってるんですけどね…。」
収録日の数週間前、台湾の大会でしっかり対戦していましたw
この時は0-2をくらって完敗したそうで
(記憶にも残らないような、あんまり強い人ではないのかな。)
と思ったことを覚えています。
ただ、ふ~どさん…
実はめちゃくちゃ強かった。
かずのこさんを倒したあともハイタニさんを下すなど、圧倒的な強さを見せつけ優勝。
当時のふ~どさんのメインキャラであるシーズン1のレインボー・ミカは
全シーズンを通して、一番強い時期。ふ~どさんが操るミカは機動力があって、見ていてとにかく爽快でした。
私が今でもミカを好きなのは120%ふ~どさんの影響です。
この時の優勝報告ツイートで記された”ずっと2位だった”というワード。
この時は気にも留めていなかったけど、これがこの先しばらくふ~どさんの身に付き纏うことに。
これまでも2位が多かった
余談ですが、、、台湾大会の映像をよく見ると、ふ~どさんの奥にサガットステージスタイルのハイタニさんの姿がw
当時大会でよく見る光景だったので、すごく懐かしい気持ちになりました。
◆勝ちたがりTV
ハイタニさんを初めてダラケで見て以来、色々調べてはいたんだけど
実はすぐには勝ちたがりTVに辿り着けていませんでした。
辿り着いたのは確か、ちょうどダラケのこの放送があった直後くらい。
「あ、あの時の強い人だ。」
「ということは毎週あのキャラの対戦が見れる!?」
そう思って、うれしい気持ちに。
番組内でのふ~どさんは飄々とした中にも無邪気な発言行動が垣間見えて、ワードセンスや発想もすごく好みで、この頃から段々とよいイメージに。
「もっとこの人のプレイを見たい。」という気持ちと同時に、
「もっとこの人の話を聞きたい。」いつの間にか、そう思うようになっていました。
◆Download Complete
EVO2016
ストVになって初めてのEVOで、ふ~どさんは無敗でGrandfinalへ進みます。
シーズン序盤からプレミア大会2連覇や多くの大会で上位に食い込むなど
乗りに乗ってるインフィルをウィナーズで下しガッツポーズ。
そしてルーザーズから駆け上がってきたインフィルとGrandfinalで再決戦。
対戦前のふ~どさん。普段お茶らけてる姿が目立つけど、こういう舞台で見せる表情は、ほんとかっこいい。
ちなみにこの試合の実況はアールさん、そして解説はふ~どさんと同学年のももちさん。
ふ~どさんがリセットされてしまい、セットカウント0-2のリーチに追い込まれた状況。インフィルからダウンを奪って起き攻めをしようとした瞬間ももちさんの
「よし行こう!もう!」「行くしかないんすよ、リーチかけられたら。」
という、解説と声援の入り混じったような声がさらに緊張感を高めます。
そして…
最後は投げで勝負が決まり、インフィル優勝。
優勝後のインタビューで、ウィナーズで敗れた後Grandfinalにてリベンジを果たしたことについて話を振られたインフィル
インフィルがその言葉を発した瞬間、会場が湧きめちゃくちゃ盛り上がったんだけど、その時ふ~どさんは何を思ったんだろう…。
最近になって「準優勝の中でEVO2016の準優勝が一番悔しかった。」と
言っていました。それくらいEVOでの優勝の価値は高いということ。
スト6でも、この舞台でたくさんの日本人の活躍を期待しています。
この年のEVO、TOP8はちょっとしたところに多くのドラマや見所があって
自分のEVO史上の中でもトップクラスに好き。
◆100人組手で若手に軽喝
この頃、電撃オンラインの企画で100人組手というものがありました。
毎回、色々なゲストが参加していたんだけど、この日のゲストは若手の
ホープ、当時19歳、Datonation Gamingで既にプロとして活動をしていた
立川選手。この日、私の中でのふ~どさんの印象を変える出来事が…。
途中、シーズン1ストV名物のブブ(通信切断)が起こってしまいます。
この頃はゲームの回線問題が顕著で、この光景は珍しくありませんでした。
回線が途切れた瞬間、立川くんが咄嗟に
「切られた。負けそうだから。」と言った言葉に対し、
「んなわけないだろ!今の発言は1敗だよ。」
「プロゲーマーの発言だから君の発言は俺の発言だよ。」
そう返した、ふ~どさん。
エンタメとして立川くんもふ~どさんも軽い冗談を言い合ったような、そんなやり取りだったんだけど、冗談の中にもふ~どさんの本気が少し混じっているような感じがして、いい意味でちょっと見方が変わった出来事でした。
ちなみにお相手は立川くんのお知り合いだったそうで、すぐにLINEが来て
誤解は解けていました。
2017
◆誰も悪くない炎上
YOUDEALの若手育成企画に育成者として参加したふ~どさん。
当時スポンサーがついたばかりの女性プレイヤーを教え子として自ら指名。
育成するなら、既にある程度仕上がってるプレイヤーよりそこにまだ達していないプレイヤーが適正だと思った。そんな感じのことを言っていました。
数か月後に迫った弟子同士の対抗戦に向けてウメさんのチャンネルである
Daigo the BeasTV内で指導配信が始まりました。
すると徐々にチャット欄が荒れはじめ、最終的に配信中終始関係のない内容のコメントで埋め尽くされるほどに。
そのほとんどが誹謗中傷など”叩き”と呼ばれるものでした。
なんで荒れてるのか当時全く理解できなかったけど、後々のふ~どさんの言っていたことと自分の考えによるところ、おそらく
”対象が女性であったこと”そして” BeasTV内で指導したこと”のよう。
元々この業界で人口の少ない女性は、叩かれがちでした。
特に当時は他のプレイヤーや配信者も含めて女性が叩きのターゲットになることが多くって、活動する中で苦労が絶えなかったと思います。
一部の人から疎まれている対象がウメさんと関わっている…
ファンの人達からすると”神聖な場を汚された”という心境だったのかも。
そして、後にふ~どさんが提唱した”ワーパー”という概念。
「人はこれを嫌う傾向にある。自分がウメハラさんと一緒に活動し始めた
当時叩かれた理由はこういうのもあったと思う。」と言う、ふ~どさん。
とにかく折角のよい企画なのに、なんかすごく残念な気持ちになって、どうにかならないかなぁと思っていたところ、ウメさんが配信でこんなことを。
影響力のある人だからこそ、なんでもないことで炎上の火種となってしまうことはあるけれど、そんな人がこういうことを思っているなら
「この業界はたぶん大丈夫。」
この時そう思い、安心したのを覚えています。
そのウメさんの発言の後、完全に収束したとは言えないまでもチャット欄も若干落ち着き、企画も無事終了。
あれから時が経ち、この業界でもだいぶ女性に対する見方や扱いが変わり、
チャット欄の秩序も保たれてきたと思うので、スト6では女性プレイヤーも含め色んな層を育成する企画をふ~どさんにはやってほしいなと思います。
◆シルバーコレクター
ストV稼働初期から目覚ましい活躍をし続ける、ふ~どさん。
大会でのTOP8の常連でした。
でも、そんなふ~どさん、なかなか優勝には手が届きません。
この年も前年に引き続き準優勝ラッシュが続き、プレミア大会で3度優勝を逃し準優勝に終わります。
CPT外の大会でもN.Y.で開催された高額賞金大会Brooklyn Beatdownでときどさんに敗れ準優勝でフィニッシュ。
それでも十分すごいんだけど、準優勝はやっぱ一番悔しいもの。
この悔しさをここに来るまで何度も経験してるふ~どさんに何が足りないのか、配信でもちょこちょこ話題になっていました。
2018
◆優勝した!
8月に開催されたプレミア大会E-Sports Festival Hong Kong 2018
ここでついに悲願の優勝を果たします。
この時期、調整で強化されたキャミィにキャラ替えをしたNL選手がプレミア大会で優勝するなど勢いに乗っていました。そのNLにウィナーズで負けてしまいます。
ルーザーズからGrandfinalまで勝ち上がりNLと再戦。
あと1R獲られたらまた準優勝に終わってしまうといった状況で起き上がりに暴れを通しなんとかピンチをしのぎます。
ふ~どさんが大会中追い込まれた状況でよく見せるこの仕草。
なにをどうしたら勝てるのか考えを巡らしている姿が昔から好き。
その後リセットし、リセット後は3-1で快勝!プレミア大会初優勝!!
本当に本当に本当にうれしかった。
活用していないTwitterで生まれて初めて”いいね”したツイート ↓
◆バーディー始動
この前の年から、ときどさんの豪鬼と藤村さんのいぶきが活躍し色々な大会で猛威を振るっていました。
ふ~どさんは、そんな2人に大会で負けてしまうこともしばしば。
私の中で、ふ~どさんの優勝の行く手を阻む天敵というイメージでした。
そんな、ライバルに負けが続いたふ~どさんが出した答え…
バーディー投入!!
「え…えええ…ええええええ!!💦」
バーディー自体は嫌いというわけではないので元々のバーディー使いのプレイはかっこいいと思うこともあったけど、ふ~どさんのミカが大好きだっただけに、この決定に困惑。
「自分は見た目も重視してるのでバーディーは使わない。」というプロも
複数いるほど、見た目のインパクトが強烈なキャラ。
本当に悲しいことに、ふ~どミカをシーンで見れる機会が減ったことで応援の熱量も自然と少しだけ下がってしまって…
もちろん、ふ~どさん自体は好きなままだったので「バーディーの見た目、調整で変わらないかな…。」と非現実的なことを、しばらく思って過ごしていました。
数か月後、ふ~どさんのバーディーは狙い通り野試合で藤村さんやときどさんに結構、刺さっていたり無双してたそう。そして、その噂は他のプレイヤーの耳にも届きます。
2019
◆EVO JAPAN 2019
そして迎えた2月のEVO JAPAN 2019。ミカではいつも圧殺されていて
自ら”養分”と称していた相手のPunkにも勝利しGrandfinalへ進出。
お相手は私がこの時期、熱力高く応援していた人の中の1人、ももちさん。
当時、コーリン是空をダブルメインとしていたももちさんが、ふ~どバーディーに対してピックしたのはコーリンでした。
ふ~どさんはルーザーズからリセットまで持ち込んだものの、最後に勝利を手にしたのはももちさん。
この後すぐ行われた表彰式の間、ふ~どさんは終始真顔で、ずっと何か考え込んでいるような表情や仕草をしていました。
今までも準優勝に終わった瞬間はこういう表情を見せることが多かったけど表彰式の時には、いつものふ~どさんに戻ってるところしか見たことがなかったので、どうしたんだろう…と思って見ていました。
後々、本人から聞いた話によると
「なんで負けたんだろうってずっと考えてた。」
とのこと。自信のある組み合わせだった、というようなことも確か言っていたような気がします。
この時期のふ~どさんの強さと、それを倒したももちさんのすごさは
ウメさんの試合の感想からも改めて感じることができました。
◆脱シルコレ
2020年は2-3月と11-12月の2度開催されたTOPANGA CHAMPIONSHIPで
ふ~どさんは2回とも連続準優勝。
前年のTOPANGA LEAGUEも合わせるとなんと3回連続の準優勝。
EVO JAPANで、ももちさんに敗れ準優勝に終わった後、ウメさんからも
「シルバーコレクターとしてそろそろお祓い行きだすんじゃねぇかな。」
と言われていたふ~どさん。
本当に行っちゃいます。
「これで優勝できたらいいんだけど…w」
と、笑いながら当時この様子を見ていました。
こういうことをやっちゃうあたりが、他のプロゲーマーにない
ふ~どさんらしいところ。私がふ~どさんを好きな理由の一つです。
◆カプ婚
そしてこの年の秋、驚きのニュースが飛び込んできました。
お相手は尻職人ことグラビアアイドルの倉持由香さん。
10年間のお付き合いを経てのゴールインだったそう。
この知らせを聞く瞬間まで勝手にカノジョとかいないって思っていたので
全く予想していなかった知らせに、ほんとビックリしましたw
たしかに結婚前のシーンを振り返ってみると…
2018のEVOでは試合が始まる倉持さんの元に、ふ~どさんが駆けつけ見守る姿をどこかの配信で目にしていたけど、その時はRAZERのお仕事繋がりとかGODSGARDENのたまり場であった顔巣に集まる仲間として仲がよいだけかと思っていました。試合中の倉持さんに寄り添うふ~どさんの姿を見て、
「ふ~どさん優しいなあ。律儀だなぁ。」
と呑気に思っていたけど、そういうことだったんだ!と納得。
この時まではお名前くらいしか認知していなかったけど、結婚後ふ~どさんとよく一緒に配信してくれていて、すごくピュアでかわいらしい人だなぁという印象を持ちました。プロゲーマーの奥さん、ほんとみんな好き。
後に名物(?)となる、ふ~ど応援配信。感情を爆発させながら応援する姿にいつも笑わせてもらいながらも心打たれています。
赤の他人の私達でさえ息が止まりそうなくらいの気持ちで見守っているのに身内の人達はほんと、どれほど苦しいことか。
倉持さんが、ふ~どさんを応援する姿を見る度、そのことを実感します。
◆個人チャンネル開設・個人配信本格始動
これまで配信活動を同じチームのウメさんのチャンネルDaigo the BeasTVでやっていたふ~どさんは11月からTwitchで個人チャンネルを開設し、そこで個人配信を本格的に開始します。
初回はバトンリレー方式で、BeasTVでウメさん、マゴさん、ときどさん達と
レトロゲームで遊んだ後、ふ~どさんのチャンネルにレイドと言う流れ。
そこで視聴者の意見を聞きながら今後の配信活動をどうしていくかといった話をしていました。
今と比べると話し方がだいぶ固いというか、なんかまだ少し、かしこまった感じがして、ちょっとどこか初々しく感じます。
2020
◆カプ婚パーティー
コロナ渦に入り外出規制などが求められる直前、盛大に結婚パーティーが
行われ、その様子がふ~どさんのチャンネルで配信されました。
ストVにまつわる楽しい催しも盛りだくさんでした。
本当に見ていて、ふ~ど夫妻の素敵な部分が伝わってきたし、格ゲーマーの横の繋がりの深さと尊さを改めて感じました。
格ゲーマーの結婚イベントで、自分的にちょっとありがたいポイントは、
普段見ることのできない貴重なスーツ姿が見られるということ。
私服で来ちゃう、おちゃめな人も昔はいましたが…w
◆ポイズン始動
そしてこのパーティーに出席したハイタニさんが、ふ~どさんにこんなことを言ったそうです。
「ポイズンふ~どさんに合ってるんちゃう。通常技対空も一緒やし。」
(こんな所でもゲーム攻略について話すなんて、さすがプロゲーマー)
この時点で、ふ~どさんが使用していたミカとバーディーの通常技対空入力
はしゃがみ中パンチでポイズンも確かに同じ。混ざってミスることがない。
その言葉がきっかけかどうかわからないけど、その後ふ~どさんは、当時
ポイズン使いとして名を馳せていたぷげらさんを自宅にお招きしてポイズンについて色々教わっていました。
◆CPTオンライン2020 Asia East1
そして半年ほどで仕上げたポイズンを引っ提げてCPTに参戦。
この年からコロナの影響でオフライン大会は開催されず、予選は全てオンラインに移行。
地域別に予選が行われ、日本人が参加できる予選はこの年たった2大会、
しかもCC出場資格は、その大会での優勝者のみという過酷なものでした。
ふ~どさんは1回目の予選を自宅から配信しながら参加します。
倉持さんと視聴者の応援を背にミカとポイズンを使い分けGrandfinalまで
勝ち進むも、その日ノリノリのウメさんに負けここでも準優勝に終わって
しまいます。従来のCPTとは違いCC出場権ということに関してだけ言うと
準優勝に何の価値もありませんでした。厳しい…。
「ダメでしたよ…。」と一言つぶやいたふ~どさん。それに対し、
「ダメじゃなかったぁ、かっこよかった。」
と言いながら泣きじゃくる倉持さんを見て私も一緒に泣いちゃいました。
と言うか今見ても泣いちゃう…これ。
「集中できるの?」という意見も当然あるようですが、ふ~どさんはゲーセン育ちで、昔からオフ大会にもたくさん参加していて今まで周りが騒がしい環境で散々プレイしてきているから気にならないし変わらないのだそう。
他のゲーセン育ちのプレイヤーも同じようなことを言っていて、ベテランゲーマーのこういうところも、かっこいいなって思っています。
◆妻が傍にいたので勝てました
この年、ふ~どさんは残念ながらCC出場権を獲得することはできませんでしたが、9月に行われたJAPAN eSPORTS GRAND PRIXでは見事優勝!
「優勝まですごい惜しいところまで、いつもいくんですよ。なのにずっと勝てなくて。俺本当に優勝できるのかなって思ってたんですけど、今回、妻が来てくれて、目の前で優勝することができたので、すごくよかったです。」
とインタビューでコメントした、ふ~どさん。
さらに「優勝の秘訣は?」という質問に「妻を呼んだ方がいいですね。」
と返したのを聞いて思わずほっこりしました。
2021
◆阿井家に赤ちゃんがやってきた!
2020年末に妊娠・出産予定の報告があり、「ふ~どさんがパパかぁ…」
「どんなパパになるんだろう。」とパパになった姿を全く想像できずに
産まれてくるのを、ひたすら楽しみにしていました。
出産予定日の6月1日の午後、ふ~どさんは配信をしながら病院からの
知らせを視聴者と一緒にソワソワしながら待っていました。
そこへ電話がかかって「行きます!」と配信を即終了。その数時間後、、、
✨🎉\\阿井 湊くん誕生//🎉✨
産まれて数日後、退院してすぐにお披露目配信をしてくれました。
ふ~どさんは産まれる前から、配信業と育児を両立するため湊くんを傍に置き、配信に映しながらやっていく方針であることを宣言していました。
そうすることで子供を見ながら配信が出来、視聴者も一緒に見守ることで
より安全に、そして色んな育児に関する知識を視聴者から提供してもらえるというメリットなどを考えて、とのこと。
もちろん、それによるリスクなども考慮した上での判断だったようです。
配信中、ミルクを飲ませたり、オムツを変えたり、寝かしつけたり…
新米パパのふ~どさんは得意の攻略で育児をこなしていきます。
この時期、配信頻度もかなり高かったので視聴者の私達も、湊くんの成長を一緒に見てきたという感覚です。
◆低迷期?
毎年、大会があれば当たり前のようにTOP8まで勝ち上がり上位に食い込む
ふ~どさんに、この年異変が…。
この年に開催されたCPT予選は4回。うち3回出場するも7位、17位、65位と回を追うごとに大きく順位を落としてしまいます。
そして、6月に開催されたTOPANGA CHAMPIONSHIPでは2勝5敗で負け越してしまい8人中5位。予選ブロックでまさかの敗退…。
「決勝で、ふ~どさんの姿が見れないなんて…。」
「ふ~どさんを以てしても子育てとの両立は厳しのかな…。」
そう思ったのはたぶん私だけじゃなかったと思います。でも、ふ~どさんはこの後すぐに湊くんを抱っこしながら、
「湊を育ててるから負けたって言いたくない。」と、一言。
静かに傍に寄り添っていた奥さんの倉持さん。この頃には「湊を産んでから落ち着いて見守れるようになってきた。」と言っていました。”母は強し”
やっぱ、ふ~どさんが決勝やTOP8の舞台にいないなんて淋しい!
次の舞台では必ず残ってくれることを信じて声援を送り続けました。
◆ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021
そんなふ~どさんも10月から開催されたSFLでは個人ランキング1位に輝くほどの活躍を見せ、チームのピンチを何度も何度も救っていました。
「早くも育児を攻略したんだなぁ、ふ~どさんならきっと大丈夫。」
そんなことを思いながら応援していました。
2022-現在
◆リンゴスター理論
元々あるネタなのか、ふ~どさんが言い出したのかよくわからないけど、
ある日の配信でビートルズのリンゴスターに例えて、こんなことを。
「ジョンレノンやポールマッカトニーが1番好きだという人に比べてリンゴ
スターが1番だという人は少ない。でも2番目に好きだと言う人は多い。
俺はそれでいい。」
説得力があるのか、ないのかよくわからないけど…なんか、ふ~どさんらしいなと思って、この時は笑って聞いていました。
◆断捨離
2022年の春頃だったか、いつかの配信で、
「断捨離してよかったものは何ですか?」と言う質問に対して、
「バーディー。」と答えた、ふ~どさん。
そういえば、バーディーが弱体化された後、徐々にふ~どバーディーを見る機会が減っていって、大会で最後に見たのは確か2021年4月に開催されたCPT、TOP8のももちさん戦。
これを聞いて「もう使うことないんだー。」と、ふ~どさんの言ったことをそのまま真っ直ぐ受け取っていました。
◆ストV最後のTOPANGA CHAMPIONSHIP開幕
第4期 TOPANGA CHAMPIONSHIP
前回の成績が振るわなかったふ~どさんはBリーグからの参戦。
優勝を懸けたファイナルの舞台に上がるにはBとA、2つのリーグを勝ち抜く必要がありました。
選手紹介PVから、ふ~どさんが背負ってるものの大きさや質の違いを感じとにかく絶対にファイナルに残ってほしいという思いでした。
本戦Bリーグはふ~どさんが6勝1敗で1位抜け。
勝ち星だけでなくプレイも、すっごいかっこよくって
「強いふ~どさんがトパチャンに帰ってきた!」といった感じ。
この時期上位クラスと言われたポイズンに対しキャラランクでは中間くらいに位置づけられることの多かったミカ。本戦では、そのミカも使用し活躍していたのが、すごくうれしくて応援熱も一気に加速。ふ~どミカを好きになった、あの頃と同じミカの輝きに興奮しっぱなしでした。
ちなみに、「コスはなんでもいい。」と昔から言っていたふ~どさんですが、このモンハンコス(ジンオウX)が今は一番良いと思ってるとのこと。
実は私も、この唯一素顔のミカが見れるこのコスが一番好き。そのコスに身を包み相手を圧倒するふ~どミカを見てると、さらに胸が熱くなる。
Aリーグではギリギリ3位通過という形にはなったものの、ふ~どさんを含め6勝2敗が3人並び、得失点差で決まった順位なので調子は上場。勢いに乗ったままファイナルへ進出。
やっぱ決勝の場には、ふ~どさんがいなくちゃね。といった感じでした。
ちなみに、ふ~どさんこの大会中もご家族と協力しながら、しっかり育児も
並行してやっていたみたい。
◆最終決戦、最強のパパになる
そして、東京タワー内の施設で行われたファイナル
最終日を迎えた時点で無敗だったのは、ふ~どさんと、ときどさんのみ。
最終日でも2人は残りの試合に勝利し最終戦でぶつかります。
勝てば優勝、負ければ準優勝という試合が始まり、まずふ~どさんが
ピックしたのは…
バーディー!!!?断捨離したって言ってたのに!
と思わず突っ込んでしましました。完全に騙されたw
でもこの時、バーディーを使うことで応援熱が下がるということは一切なくそのことに自分でもホッとしました。
私は、ときどさんのこともすごく好きで普段から応援させてもらっているので、どっちもがんばれ!という気持ちで見始めました。ただ、自分の中でのあるあるで応援しているうちに、どちらかに熱量が偏ることが。
何セット目だったか全然覚えていないけど、気づけば「ふ~どさんが勝ってくれたらうれしいな。」という気持ちになっていました。
それはきっと、どっちがより好きとかではなく、パパゲーマーの活躍を切に願う気持ちと、この時期ふ~どさんが配信で練習風景や大会に向けた想いを多く発信してくれていたからだと思います。
プレイや考えを発信するほど勝率が下がる可能性があるもの。
それでも練習と育児と配信業、そしてファンのニーズに応えるということをバランスよくやる努力をしてくれたふ~どさん。その、ふ~どさんの努力が報われてほしいという思いだったのかもしれません。
ときどさんはこの時期配信はせず、大会で結果を出すことに専念している様子で、それだけこの大会に懸けているという想いが伝わってきました。
(ときどさんは「配信してなくてファンの人達には申し訳ない。」って気持ちでいそう、、、)
そう思ったのはきっと、今までずっと、ときどさんが配信でストVへの取り組みと、それに賭ける想いを発信し続けてきてくれたからだと思います。
そんな大好きで最高の2人が戦う姿。それを見れる喜びと幸せとありがたみを試合中、何度も何度も噛みしめながら勝負の行方を見守っていました。
ふ~どさんは途中ポイズンにキャラを変更し、その後デュースが続きます。
9-9で迎えた最終セット、10セット目を獲った方が勝ちと言う状況で、
最後に勝利を手にし優勝を果たしたのは、ふ~どさんでした。
優勝を決めた6月19日、この日は父の日でした。
ふ~どさんが6年前につぶやいた”ずっと2位”というワードがここまで付き纏うことになるなんて、ふ~どさん自身も予想していなかったと思います。
これまでの苦労を吹き飛ばすような最高の結果がここで出たこと、それが、自分のことのように本当にうれしかった。
◆同級生からの提言
ちなみにこの試合の前、既に全ての試合を終えたももちさんとの間にこんなやり取りがあったことが優勝報告配信で明かされました。
「(最終戦)何か心得ありませんか。」と、傍にいたももちさんに尋ねた所
「…。」返答が返ってこなかったそうw「各々ですか?」とさらに尋ねると
「お前は負けてる時はいつも受けて負けてるよ。」
そんな答えが返ってきたそうです。
この話を聞いた時、6年前EVO Grandfinalの解説席で、
「よし行こう!もう!」「行くしかないんすよ、リーチかけられたら。」と力の籠った声を発したももちさんを思い出し感慨深い気持ちになりました。
「ももちさん、ありがとうございます。最終局面ちゃんと攻めました。」
と言っていました。
◆一番のリンゴスター
ふ~どさんはたまに「俺のこと一番応援してるわけじゃないでしょ?〇〇の方が好きなんでしょ?」って冗談交じりに言うんだけど、少なくとも私の中では順番とかもう超越した、ずっとずーっと前からの特別な存在なんです。
◆ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022
この年、ふ~どさんはウメさんとともに名古屋OJAの傭兵として参戦。
昨年同様、チームのピンチを救う活躍だけでなく自分よりも若い世代の育成をしたりメンタルを支えたり傭兵ながら頼もしい存在でした。
チーム練習配信を見て「やっぱ、ふ~どさん教えるのほんとうまいなぁ。」って何度も思いました。
そして、もちろんこの間も育児に精を出しながら。
どうすれば状況をよりよくできるかということを常に考え、最適解を導き出すふ~どさんの姿は見ていて安心するし、他のプレイヤー達にも勇気を与えているのではないかなと思います。
私たちに出来ること
たしか一昨年、いつだかハッキリ覚えていないけど、ふ~どさんが雑談中「この業界をみんなでよくしていきましょう。」
というようなことを言いました。それを聞き、以前から聞きたかったことを聞いてみました。
「私たちに出来ることは何ですか?」
このコミュニティを知ってから、なにかコミュニティのためにしたいけど、何もできなくて、ずっと思っていたことでした。
それに対して、ふ~どさんが言ったことは、
ということ。”鳩”というのは配信のコメントで他の配信者等の情報を書き込む行為や人のことで、”伝書鳩”に例えて、そう呼ばれるようになったそう。
配信では、あまりよい行為と捉えられないことが多いけど、ストの格ゲーコミュニティは横の繋がりも深く割と許容される傾向にあるようです。
なんでもいいから、よい情報をどんどん発信したり伝達していってほしい。
そういったことを意図した発言でした。
このnoteへの投稿も、その時のふ~どさんの言葉の影響を受けています。
これから、もっともっと格ゲー界が盛り上がり発展していくことを願って
よい情報を発信していけたらいいなと思います。
【おまけ】似てるシリーズ
1.近藤春奈
2.OVERWATCH メイ
3.DeadlyPoison
4.ふなえもん
5.湊
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