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コーチングの意味、気づきの意味

私はスポーツ観戦が好きだ。
でも、自分がスポーツをすることが好きなのではない。
体育の成績は3の小学生の私が
なぜスポーツ(最初はプロ野球)に興味を持ったのか。
 
 
とくに掘り起こすことなく大人になったある時、
ふと純粋に疑問に思い、
コーチ仲間とのセッション時にテーマにしてみた。
 
 
そうしたら、問いかけによって私の気づきが引き出された。
”反男尊女卑”が根っこにあった、と、わかったのだ。
 
 
小学校に入って、名簿が男子が先、その後が女子、
とされていたのが「不思議」だった。
“父兄会“って、なんで父母会じゃないの?って「不思議」だった
(これは今や父母会でもなく保護者会だろう)。
家では他でもない女性である母に
弟は「男子だから」私より弟の方に教育費をかけると説明された
(実際は塾にもたくさん行かせてもらったし、私大に行かせてもらったけれど(←感謝)彼女の根底にはこの考え方があった)。

え?女だ男だと、性別の前に、人間なんじゃないの?
(性別は二つだけではありません、子どもの頃上記のように思っておりました、すみません)

野球を知っていれば、男子の会話に対等に入れる、
なんか男らしさが得られる、と当時思った。
家でルールや選手を知ろうとすると、
父や弟は喜んだ。
野球がわかる私キラーン、選手がわかる私キラーンだった。
これがスポーツに興味を持った原点だったとわかった。
(そもそもおもねってるけど今はちょっと横に置く)
 
 
その後サッカーにもハマり、
ありがたいことにVoicyスポニチニュースのパーソナリティーも担当させていただいているのは
スポーツそれ自体に魅せられたからではあるけれど
 
 
”反男尊女卑”に辿り着いて一段階、自己を理解した。
自分への理解が増えるたび、
まず
①直感的な心地よさをおぼえる
そして
②生きやすくなる、ラクになる
という効果がある。
 
 
②はどういうことかというと、この例で言えば
自分にとって男尊女卑を否定する気持ちの強さがわかり、偉そうな男性や男尊女卑傾向のあるコミュニティに出会った時の自分の対処法を用意することができるので、自分の取説の中身を厚くできるということだ。


これがコーチングの楽しさ、意味の大事なひとつだと思っている。

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