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ゆ虐

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Noteのゆ虐小説を集めています。
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#小説

【ゆ虐SS】非ゆっくり症候群とその最期

「ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっゆっゆっゆっくり!!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくゆっくゆっくりりりりりっぐり!ゆゆゆ゛っぐい!ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ゛ゆううううううううううううううゆゆゆっくろゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆ゛ゆ゛ゆうううううっっくりいいいい!!!!!!」

 真夜中の公園に、饅頭にしては凄まじい叫び声を上げてのたうち回っているれ

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【ゆ虐SS】雨の日の誤解

 2日間ほど雨が降り続いていた。川の水位が段々と上昇し、河川敷にはじんわりと水が滲んでいる。

「あめしゃんやまにゃいね…おちょーしゃん、まーちゃあきちゃったよ」
「ゆぅ…きっともうすぐやむのぜ。もうすぐ…」

 まりさと赤まりさの親子が段ボールのおうちの中で雨を凌いでいた。まりさの番だったれいむは、3匹いたうちの2匹の子供たちと一緒に食べ物を人間に要求し、蹴飛ばされた直後に車に轢かれて死んだ。

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公園の傷まりさ パート2



公園の群れの保育園は、保育士のありすを中心にとても強い権威を持っている。

 規模の大きいゆっくりの群れには保育園と専門の保育士がよく存在するが、その役割は非常に限定的だ。大抵のゆっくりの家庭は夫婦で役割が分かれている。例えばれいむとまりさの番であれば、まりさはもっぱら日中狩りに行き、れいむは専業主婦として子育を行う。保育園は両親不在時に一時的に子供を預かったりするだけだ。

 しかし、

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側溝のゆっくり

 都市部に住む野良ゆっくりは、主に公園を生活圏としている。雑草や虫などの食物も豊富であり、何より人間との“協定”によってどこよりも安定してゆっくりできる場所だからだ。

 協定とは、ゆっくりに草刈りや虫退治等の仕事を与える代わりに公園に住まわせてやるというものだ。人間にとっては下手に知能があるナマモノを都合よく管理出来るので、願ったり叶ったりなのだ。

 しかし、当然公園以外にも生活圏をもつアウト

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