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うちのみえこさん(13)

病院で思ったこと

 もともと自分の体は好きではなかった。背は高くないし、子どもの頃は虚弱体質で痩せていたし、不恰好な中年太りも経てきた。歳をとってくればこうやって体のあちこちからの不満が絶えない。

 しかし手術してみて少し見解が変化した。体全体が術後の熱や痛みに立ち向かって戦ってくれているようなのだ。体温や血圧などの看護師さんが測ってくれる数値はウクライナの戦況報告みたいである。

 さて、みえこさん。若い頃から「痩せている」という人はいなかった。背も高くない。しかし動きは決して悪くない。戦場に例えれば小型の戦車といったところか。

 体が支えてくれているんだ、ということを忘れずに選挙を戦って欲しい。

(この文章には「、、、ではない」という表現が意識的に多く使われています)

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