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商売偏差値とは?①|3年前の自分に教えてあげたい(^_^;)

はじめましてイズム(石川修)です。

ブログを始めて100日連続で毎日5~8時間かけながら記事書いたら「商売偏差値」の算出方法が完成したので共有させていただきます。

完成?うーん、点数を付けるとしたらまだ75点ぐらいかも・・・でも粗削りながら自社で実施したらかなり好評で「目標設定」「計画作成」「評価基準」に使えそうなので人材育成に活用できそうです。

商売偏差値(2020.11実施)2

私の考える商売偏差値は個人の『稼ぐ力』を測るもので、チーム全員で実施すればチームの稼ぐ力も数字で「見える化」できます。強味と弱味が一目瞭然になるので適切な手が打てます。

3年前にこれがあったら・・・私は小売業の経営者で大型店舗4つと業務用の配送部門、EC部門を運営していて年商は14億ほどでした。

当時のスタッフさんは正社員20名とパート・アルバイトさんが約40名の計60名でしたが、この2年の間に正社員が13名退職しました・・・7名が辞めて残ったのが13名ではありません。残ってくれたのが7名です。

なぜそんなことになったのか?

すべては私の責任です。時代の流れを読み誤った・・・と言えば聞こえだけはいいかも知れませんが、決してそんな言葉だけでは済ませられません。

私の商売人生は26年ありますが、最初の10年間は『奮闘期』で、がむしゃらに働いて【稼ぐ力】を身につけました。次の10年は『繁栄期』で、独立して店舗と部門を増やし初年度の年商が3千万だったのを14億まで伸ばすことが出来ました。

そこから現在に至るまでの6年間は「混乱期」「衰退期」を経ての「再起への挑戦」です。この混乱と衰退の時期に退職者が続出しました。

キッカケになったのは地元にイオンモールが進出してきたことです。まさに黒船来航で売上げだけではなく働き手まで奪われてしまうのかと戦々恐々でした。

しかもタイミングが悪く、東日本大震災で大ダメージを受けて、その後の復興需要でなんとか再起をしたところに、大手企業の出店ラッシュが始まったのです。

おそらく復興需要を目当てに出店計画をしていたのですが、当時は原発除染と中央(東京オリンピック)へ人手と資材が集中して店舗の建設は遅れに遅れました。なにを隠そう私もその1人です。

コンビニの出店は早かったのですが、大手さんの出店は1年~2年ズレた感じでした。そして復興需要がすっかりなくなってからとどめのイオンモールです。


私も経営者です。
厳しい状況に向かっていることは重々承知していたので社内を大改革することを決意したのが3年前です。

それまで利益率を上げながら売上げを伸ばしてきたという自負はあったのですが、結局は「井の中の蛙」で、これからの厳しい時代には通用しないと肌で感じていました。

思い切って「商品」と「売り方」を変えていったのですが、そこに変化を嫌うスタッフから反発を受けました。正直に言うとトラブルになり辞めてもらったスタッフさんもいます。

今思えばここでの私の対応が悪かったのだと思います。

私とスタッフさんの考えや想いにギャップがあり過ぎたのです。

私の考え
・会社を変えないと未来がない。
・商品と売り方を変えないと根本的な改善にならない
・利益がなければお給料を上げてあげられない
・評価をしてあげたいけどやっていることがズレてる

スタッフさんの考え
・変化は出来るだけしたくない
・変化をするなら評価もしてほしい

要するに「卵が先かニワトリが先か」の話で「評価が先か変化が先か」の悪い循環にハマってしまったのです。

これから競争が激化して変化をしなければ利益を奪われることは確定している中で、変化に向けて動き出しているスタッフさんと、変化をしたくないというスタッフさんと間に亀裂が入ります。

そこに私も加わって社内はおかしな空気に包まれていきました。

私が改革の為に打った手は次の通りです。
・新たな研修を導入
・イオンモールに一番近い店舗の撤退
・EC(ネット販売)の大幅な値上げ
・ECの自社サイトの一時撤退
・配送部門の縮小
・新規事業の立ち上げ

最大の目標は「利益の大幅な改善」でした。
採算の悪いところから「縮小」「変更」「撤退」をスタートさせて人の移動も行いました。それと並行して新規事業の検討と立ち上げです。それまでは緩やかなペースでそこに向かっていたのを、一気に加速させたという感じです。

私の説明が足りなかったのかも知れません。

この時に「商売偏差値」があれば・・・これまで培ってきた「稼ぐ力」のスキルを数値化して教育を行い、点数が上がれば評価に繋がる仕組みを作っていれば13人も退職者を出さずに済んだかもしれません。

商売偏差値は5つのジャンルにそれぞれ5つのスキルを割り当てて配点しています。この25個のスキルはレベルが上がれば「稼ぐ力」に直結するものだけを選びました。

5つのジャンル
① 人間力
② 売場力
③ 商品力
④ 販促力
⑤ 総合力

それぞれのスキルについてはボリュームが大きいので次回にさせて頂きます。

※はじめてnoteを書いてみました。このような内容でも読んでくださる方がいらしたら次回続きを書かせていただきます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました(^^♪


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