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リスナーはゴリスナーにも衛門にもなりうるという話

剣持刀也というライバー

例のごとくnoteを読んでいると面白い記事がありました。


 自分は心理学なんて勉強した事もその手の新書すら触れた事のない学のない人間なのでnoteの記事ですべて個人的に感想でしかないですが、この記事を読んで、なるほどと納得した部分もあれば、そこはどうだろう……と思う部分もあって色々と考えさせられる記事でした。

 記事の内容はにじさんじ所属、剣持刀也というライバーについてでした。この記事を書かれた方はかなり熱心な剣持リスナーです。

剣持刀也


 この数年で急激に市場が広がったVtuber界隈の中でも自身のファン層から「顎」などと悪口を言われたり、煽られたりしている企業勢のライバーは彼ぐらいなものでしょう。去年、開催されたリアルイベントのインタビューでも、他のライバー推しのファンはさん付けや愛称で呼んでいましたが、剣持推しの人から「剣持」と呼び捨てで呼ばれている程です。

 剣持が自分の配信で、どうやってリスナーを楽しませれるか考えながらプロレス芸をしているのは間違いないと思います。誰も不快にならないラインを超える事なくコメント欄と煽り合いを出来るのは彼独自の強みです。他のライバーには出来ない芸当でしょう。

 剣持がリスナーに貶されるような隙をあえて作っているのは間違いないです。デビューからもうすぐ4年目になるのに、毎回のように遅刻して、特に雑談配信は他のライバーに比べて明らか手を抜いたサムネ画像ばかりです。これが故意でないならば、新人ならまだしも、もう4年目にもなる配信者ならば意識が低すぎます。

 しかし、他のライバーから剣持が時間にルーズという話はあまり聞きませんし、ゲーム配信のサムネは比較的力を入れており、目を引くようなものになっています。リスナーから煽られる隙を自ら作っているのは間違いないでしょう。

雑談配信

ゲーム配信

 コメント欄で煽られた剣持が、悪口にならないラインを超えないようにまた煽って、その配信の空気感が別のリスナーに、煽りコメントをさらに誘発させているという現象が起きています。まだデビュ一1年目頃は、まだそういった雰囲気は浸透していなかったように思います。

 年単位の時間をかけて彼独自の配信を作り上げたのは間違いなく彼の努力によるものです。また見ている配信によってリスナーのコメント欄の雰囲気が変わる事は犬山たまきと剣持の対談コラボを引き合いにして上の記事でも挙げられています。

【剣持刀也】ロリコンを享受しろ!?天下無双のマシュマロ王?#剣たま​ 対談バトル!!【犬山たまき】

 そんな文化の違いが浮き彫りになった対談コラボ。私が興味深いなと思ったのは「剣持が帰ったらコメント欄は平和になる」「同じ人がコメントを使い分けている」という二人の指摘だ。

 しかし、自分は配信の空気やリスナーの習性を作り上げるという行為が彼独自のものだとは思いません。

リスナーは配信者に似ているという風潮

 にじさんじ内でも椎名唯華はリスナーに甘やかされている事で有名です。ルーズな性格な彼女はごく一般的な事をしただけでも「えらい」などと言われる始末です。ゴリスナーと呼ばれており、彼女はゴリスナーの特異性を利用してコメント欄をかわいい一色にして、にじさんじ月間かわいいランキングで1位になった事があります。

椎名唯華

【#かわいくないラジオ​】私たち、可愛くなれたかな‥?【早瀬走/フレン・E・ルスタリオ/椎名唯華/にじさんじ】

 笹木咲はリスナーをよく煽るだけ煽ってゲーム内で不運な事が起きて、悔しそうにキレ散らかして、コメント欄で「不憫」と言って煽られるという配信が多いです。自身のチャンネルで不憫まとめを作るあたり、自分でも狙ってリアクションをしているでしょう。

笹木咲

笹木咲、不憫まとめやよ ①

 これはにじさんじ内に限った事でもありません。youtube Live配信最大手の加藤純一はyoutubeの同時接続数を毎回10万近くを叩き出していますが、コメント欄をほとんど統制しない彼の配信は荒らしコメントの温底となっています。

加藤純一

 加藤純一リスナー、通称、衛門はVtuberを親の仇のごとく嫌っています。かつて加藤純一がVtuber界隈とひと悶着あった事もあって、コメント欄ではVtuberとそのリスナーを叩いてるのをよく見かけます。加藤純一と距離が近くファン層も被っているであろうもこうなどの配信者のリスナーもVtuberを嫌っている印象があります。

 しかし、加藤純一はVtuberの事は嫌いではありません。雑談枠のコメントでVtuberの話を振られるから適当に答えるだけで、Vtuberの事も大して興味ないしライバーの名前すら覚えていません。(コラボした事のあるVtuberや前世がニコ生主だったVtuberは多少知っている様子) 


 衛門が本当にVtuberの事を嫌いなのであれば、情報を仕入れすらしないし、わざわざその話を加藤純一に振る事自体しないはずです。しかし実際、あれだけの数がいる衛門が誰一人としてVtuberの配信を見ていないとは思えません。

 以下は主にtwitchで配信しており加藤純一ともVtuberとも距離が近い蛇足の切り抜きです。

蛇足

蛇足 切り抜き 衛門について

 普段はVtuberを含めた色々な配信者を見ているのに、加藤純一やもこうの配信ではVtuberを叩かないといけない空気感が出来上がっているからVtuberや、そのリスナーも叩こうと誘導されるのだと思います。

 リスナーは配信者に似るという言葉がありますが、正確にはリスナーは配信の空気によって如何様にでも変わるという事だと思います。youtubeはアカウントを複数持つ事が可能なので、見る配信によってアカウントを使い分けている人もいるでしょう。

 孫をあやす祖父母のように配信者を甘やかすリスナーもいれば、ある配信者をコメントで叩きまくるリスナーも現実世界では実は一緒の人間かもしれないよというそんな話でした。


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