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フランスブルボン家の子孫は現在いるのか

 ブルボン家は、ヨーロッパの著名な王家の一つで、フランス王家カペー家の支流です。
ブルボン家は、フランス、スペイン、ナバラ、両シチリア王国など、さまざまな地域で王位を持っていました。

 スペインのブルボン(ボルボン)家は現在も続いておりフェリペ6世という人が国王です。
しかし、フランスのブルボン家はフランス革命でルイ16世が処刑され、王位から引きずり下ろされました。
1815年に王政復古を遂げたものの、1830年に七月革命でルイ・フィリップが追放され、再び王位を失い、それ以来復権していません。

 そんなフランスのブルボン家の子孫はいるのか。
結論から言っています。

 ブルボン家の分家のブルボン=オルレアン家の家系が現在でも続いているそうです。
フランス最後の国王ルイ・フィリップもこの家系です。
そのルイ・フィリップの子孫が今でもいました。
現在でも公爵を名乗ることが許されているそうです。

ジャン・ドルレアン


 
 
 という人が、ルイ・フィリップの子孫で現在のブルボン=オルレアン家の当主です。
パリ伯の称号を持ち、名目上のフランス国王ジャン4世として王位を請求しているそうです。

 最近では、この人はフランス国内外での講演やイベントに参加し、ブルボン・オルレアン家の歴史やフランスの文化遺産についての啓発活動を続けているそうです。

 また、ルイ・フィリップには多くの子供がおり、その子孫たちはヨーロッパの諸王室に広がりました。
子孫の中には、ベルギー王レオポルド1世やブラジル皇帝ペドロ2世など、他国の王族として知られる人物もいます。

 こうして、ブルボン=オルレアン家のルイ・フィリップの子孫は、ヨーロッパの歴史において重要な位置を占めています。

 ブルボン家の直系の末裔ですが、フランスブルボン家の直系はアンリ・ダルトワという人を最後に絶えてしまったようです。
ただ、前述したように、スペインのブルボン家はフェリペ6世という直系の人がスペイン王家を継いでいます。
また意外なところでは、ルクセンブルク大公家もブルボン家の男系の後裔だそうです。

 ということで、フランスブルボン家の子孫は、分家のブルボン=オルレアン家の末裔と、スペインのフェリペ6世などが残っています。

 以上です。

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