仕事術・営業マンや店員は売り込んではいけない!
営業マンや店員は販売することが仕事です。
お客さんの財布を開かせて、お金を払わせるのが仕事ですが、
お客さんは売り込まれたくない。
売り込まないで売る方法について、今までの経験からお話しします。
1)BtoC 商品説明がいらない商品
私は店員として販売をした経験はありません。
しかし、買い手としての経験なら数えきれないほどあります。
たいていの人は私と同じように、売り込まれたことがあると思います。
そして、あんまり嬉しくなかったでしょ?
例えば、ネクタイを探しにデパートに行ったとします。
そして、売り場に行ってネクタイを見ているときに、
店員さんが話しかけてきます。
私は、この時点で「いやだな」と思います。
場合によっては、その売り場から出ていくこともあります。
店員さんは、売りたいから声をかけてきたんでしょう。
仕事だから当然です。
私は気に入ったものがあったら買おうと思っていたのに、
売り込まれるのはイヤだったんです。
お客って勝手なものですよね。
でも、たいていの場合こんなものでしょう。
ほったらかすことができないなら、
近くにきて商品の整理でもしているフリをすれば良いんです。
こちらは聞きたいことがあったら、その時に聞くし、
買いたかったら買いますから。
ネクタイは説明不要の商品ですが、店頭で売る場合でも、
説明を要する商品を売る場合はほったらかすわけにいきません。
2)BtoC 説明を必要とする商品
商品説明が必要な場合でも、売り込みは嫌われます。
以前、パソコン用のプリンターを買いに行ったときの経験をお話しします。
買いに行く前に、どこのメーカーにすれば良いか迷ったので、
こういうものに詳しい知人に相談しました。
彼の推奨はキャノンでした。
そこで、量販店に行きキャノンのプリンターを見ていたら、
店員さんが近寄ってきて、説明をしてくれました。
私は買うつもりだったから説明を聞きました。
複数の機種を比べて、色々な質問をし、彼も一所懸命説明してくれました。
商品の選択の最終段階まできて、ふと彼の名札を見て気がつきました。
この人は量販店の店員じゃなかった。
キャノンから派遣されている販売員でもない。
彼はエプソンから派遣されている販売員だったんです。
それなのに、私の質問に対して一所懸命回答してくれていたんです。
悪かったかなと感じた私は、そこで改めてエプソンの商品説明をしてもらいました。そして、結局エプソンのプリンターを買っちゃったんです。
キャノンの販売員じゃなかったから売り込むつもりもなかったと思います。
だから、売り込みをしないで、商品説明だけしたんです。
結局、私が買った理由は、売り込まれなかったことと、
他社商品を一所懸命説明した彼のまじめな態度でした。
3)BtoB の商品
これがB to Bだと、説明は必須です。
たいてい面と向かって座って話すことになるでしょう。
この場合も、説明は良いけど、売り込みはいけません。
では、どういう話し方をすれば良いか?
最終的には商品を売るのが目的ですが、その前に、
まずあなた自身を気に入ってもらうことです。
● 気に入ってもらう方法1-感動させる
一番良いのは、お客さんを感動させることです。
感動させることができると、気に入ってもらえます。
感動したお客さんは、ご馳走してくれたりします。
しかし、ご馳走はしてくれたけど、商品を買ってくれないということもあります。これは、たいてい値段が高い場合です。
値段が高くて買ってやれなくて「悪いね」という意思表示なんです。
気に入ってもらえたとしても、セールスとしては失敗です。
次回に持ち越しですね。
私がうまく行った例を挙げます。
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