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<仕事術>営業マンも会計を知らなければマズい!!

学校を卒業すると、多くの人は就職します。
そして、その多くは営業職に就きます。

営業職に就くと、日々の営業活動に没頭して時間が過ぎていきます。
あっという間に時間が経ちます。

こうして中堅社員になって、会計を勉強しないとマズいと気がつきます。
でも、これではいささか遅い。

結論を先に言うと、会計なんて新入社員の一年間に勉強するべきです。

会計の知識は普遍的なものなので、どんな仕事をしても役に立ちます。
今の会社にいても、どこかに再就職しても、或いは独立しても必要な知識です。

会計の知識がなくて独立してヤバいことになった男がいました。
なぜ過去形で「いました」と表現するかというと、夜逃げしちゃったからです。

彼はエンジニアでしたが、今どこにいるのかも分かりません。
良いヤツだったんですが・・・。

彼は、借金と赤字を混同していました。
赤字と借金なんて、相互に関連がありません。
何をどう誤解して借金と赤字を混同していたのか、私には理解できません。

営業マンが勘違いしやすいのは、例えば売掛金を回収できなくて100万円を損したら、別のお客に100万円売れば損を取り返せると思いがちだということです。

こういう勘違いをしている人は、今までに何人か見てきました。

なぜ間違っているか、説明するまでもないと思いますが、
念のために説明しておきます。

損した100万円はネットの損ですが、新たに売った100万円は売上額に過ぎません。
100万円の損を回収するには100万円の売り上げではなく、100万円の利益を上げなければなりません。

当たり前ですが、売上から仕入を差し引き、更に諸経費を差し引いて利益になるんです。

だから、もし新たな売上の税引前利益率が10%なら、100万円売っても利益はたったの10万円。
税引前利益で100万円取り返すには1000万円売らなければなりません。

もし税引前利益率が5%なら、2000万円売らなければなりません。

経理を勉強していれば、こういう勘違いはしません。
こういう勘違いをしないためにも、会計を理解する必要があります。

しかし、会計が分かれば、それで良いわけではありません。

仕事は楽じゃありません。
修行みたいに難しい点があるのは否定できないようです。