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将来への漠然とした不安をなくす方法。

2018.6.19 22歳

今日も誰かに言われた。

「こんな田舎に引っ越してくるの、覚悟はいらなかった?」

新卒で漁師になるというキャリア選択について、僕はまったく不安がなかった。そもそも、どんな選択をしようと僕は不安を抱かない。それは自分自身の選択で生きているからだ。

【社会のレールから早々に脱する】

高校を卒業して大学に入る。大学を卒業して企業に入る。企業を退職して、老後は裕福な年金暮らし。この社会には、こんな風に生きることが理想であるというレールがある。

そのレール上では、すべての人が同じ判断基準で評価され、その「判断基準」に適合した人間の上位数%が、一流大学や大企業に行く。

自分の個性を活かせばイキイキと生きられるかもしれないのに、周りからの評価こそが大事だと考えて自分で考えることをストップする。

大切な決断を人に委ねて、周りが求める理想像に自分を近づけていく。この生き方がなによりの問題であって、人生に不安を感じる根本的な原因だ。

【自分の世界が狭まる理由】

生活を営む家と、生計を稼ぐための会社。この「二拠点」を往復しているだけだと、「レールの外側の世界」がみえなくなってくる。

たとえ東京に住んでいたとしても、どんなに多くの人やモノに囲まれていたとしても、自分が生きている世界がすべてだと思い込む。

他にもいろいろな選択肢があるはずなのに、それらがまるでテレビのなかの世界であるかのようにリアルな感覚で受け入れられない。

もし会社をクビになったらどうしよう。年金がもらえなかったらどうしよう。自分の力ではどうしようもないことに対して、どうしようもない不安を抱えている。

【自分軸で生きること】

社会で求められる仕事や人物像は時代によって変化する。戦後復興のために建築資材として木材の価値が急上昇したけど、海外から輸入材が大量に入ってきて、必要とされなくなった。

使い切れないお金を事業拡大に回し、大量の雇用を抱え込んだにもかかわらず、バブルが弾けた途端にリストラが始まった。

社会が求めるエリート像に到達したとしても、ある日突然その意味がなくなることだってある。だから社会的な地位や将来の可能性に思いを巡らせるよりも、どんな社会であろうと貫きたいと思える自分の軸を探すことの方が大切なのだ。

【世の中に振り回されない】

恥ずかしがらずに熱弁しよう。

若者は就活読本を読みふけって「社会適合者」になるよりも、これからどういう風に生きたいとか、自分が夢中になって頑張れることは何かとか、そういうことをひたすら考えて、とにかくいろんなことをしたらいい。

そのなかで一生ものの仕事をみつけたり、ずっと一緒にいたいと思える仲間と出会って、自分がもっている時間の、自分らしい使い方を知っていく。

「自分がやりたくてやってんだからいいんです」なにを言われたとしても、そうやって言い切ってやる。

自分のやりたいことをやるために、自分自身の選択によって、自分らしい生き方を実現する。

自分で決めたことは、失敗しても受け入れられる。だって人のせいにできないから。自分で決めたことの結果だから、納得して進むことしかできない。

常に変化する社会にいちいち自分を適合させて、自分が必要とされなくなることを恐れているより、自分はこういう人間だということを自覚して、それを軸に自分のやりたいことを求め続けた方がよっぽど楽だ。

【自分の生き方を考える】

自分が心から求めるものを探し、見つけたらそれを自分に与えるために行動して、失敗したら受け入れて、いつだって自分の生き方に納得していたい。

自分が求めるものは、勝手に変わったりしない。裏切られることもない。

余計なことは心配せずに、自分のやりたいことに全力で挑むだけ。機械化でなくなる仕事とか、AIの時代に生き残る仕事とか、そんなことはいくら考えても予測しきれないのだから(考えることはすごく大切だけど)、もっと単純に「自分って何がやりたいんだろう」っていう問いに向き合っていく。

ブレない自分をもとう。

そうすれば、変化の多い社会でも不安に転がされなくなるから。

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