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生き方を自由に選ぶために大切なこと。

2018.04 22歳

いま、自分がなぜここにいるのか。その理由を言葉にして説明することはできるだろうか。

僕がいま漁村で暮らしているわけは、僕自身がそれを望み続けたからだ。理想の生き方・暮らしを手に入れるために必要なことを考える。

【きっかけはどこにでもある】

僕がこの漁村と関係をもつようになったきっかけは一人旅だった。伊勢神宮に行ったついでに、三重県の海沿いにあるゲストハウスに泊まることにした。もちろんこれは偶然である。

鈍行で6時間ほど揺られて、着いた宿のオーナーさんに漁業に興味があると話したら、知り合いの漁師を紹介してくれたのが始まりだった。

【はじめの一歩を踏み出す】

やりたいと思うことを始めるのは、勇気がいる。現実にはいろいろな障壁があるものだ。

僕も一時期、大学を中退するかどうか本気で悩んだ。一次産業に興味があるのに、法学部だったからだ。でも、中退することが現実的な選択として難しかった。だから、大学の長期休暇を活用して生産現場を回りまくった。

できない理由をみつけて諦めるのではなくて、できることから始める。それが、夢を実現するはじめの一歩。

頭の中にある内はいつだって何だって傑作なんだよ。

『何者』朝井リョウ

どんなことでも、はじまりは頭の中。それを行動に移すことによって、少しずつ物事の輪郭はできあがっていくもの。最初から完璧を求めて行動しても、失敗するのがオチだ。

【本当にやりたいことと向き合う】

僕は大学に入学した頃、将来は探さずともやってくるものだと思っていた。

大学で単位を取りつつ、やりたいことは時間がある長期休暇で済ませる。最終的には自分の興味とは無関係に、就職活動で拾ってもらえた企業にいく。

そう思っていたのに、就職活動がはじまる頃には一次産業へ就職する覚悟が決まっていた。インターンシップで田舎や地域の生産現場とつながりができていくなかで、本気でこちらの世界で生きてみようと考え始めた。

人生の選択肢のひとつとしてリアルに考えられるレベルになること。そういう選択もあるということを、他人事としてではなく自分の人生のなかで考えられるようになる。やり続ければ、だんだんそういう気持ちになる。

【仲間を見つける】

僕はひとりでいることが好きだけど、本当のひとりぼっちには耐えられない。こういう選択肢もあるということを実感としてもつためには、その道の上を歩いている自分以外の存在が必要だ。こういう生き方をしている人が自分以外にもいるということが、なによりの精神的な支えになる。

自分の志すライフスタイルを実現している人は、探せばいくらでも見つかるでしょう。その人に、会いに行く。

運命的な出会いという言い回しには、僕はちょっと違和感がある。

各人が自分の感性のままに選択をしていけば、同じ感じ方をする人同士が同じ場所に引き寄せられる。これはとても当たり前のことだと思うからだ。

自分の感性の赴く方向へ実際に自分の足で進んでいく。これができた結果として、いまの漁村の暮らしがある。

【自分の覚悟を確かめる】

最後に、いまとは違う生き方を望んでいるけど一歩目が踏み出せない人へ。決断ができないうちは、いまの状況を捨てるべきではないだろう。

一つひとつの過程を経ていくなかで、いつか絶対的な覚悟が決まる瞬間がくる。その時までは、その来るべき瞬間の準備をしておけばいいのだ。

【生き方は自分で決める】

僕がいま漁師として働かせてもらえている理由。漁村にいる理由。

全部、僕がそれを求めなければ手に入れられなかったもの。

誰のものでもない、自分自身の選択で人生を進めていくおもしろさを感じている。こういう生き方もあるんだって。小さな漁村から発信している。

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