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学生最後にやりたかったことと漁師になると決めた理由。(自分史#25)

大学4年生。人生最後の夏休みは終わった。

思えば学生生活の後半は、長期休暇のほとんどを"食の生産現場めぐり"に充てていた。自分がふだん食べているものはどのように作られているのか。スーパーに陳列されている野菜を眺めながら抱いた小さな疑問は、ついに僕の人生をも変えようとしていた。

卒業してから何をするか。

周りの同期たちが堅実に将来へと続く道を歩む中、僕もまた自分の将来と向き合う必要があった。第一次産業の生産現場を巡り、あとは自分が決断すれば進路は決まるところまでやってきた。

しかし将来を決断する前に、僕にはやっておきたいことがあった。

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