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ガンジス川で沐浴する。死体が燃える風景を眺めた日々。(自分史#12)
前回の記事の続きである。インド旅の記録も終盤になってきた。
平和な滞在
アーグラーは観光地として言えば、インド旅のハイライトとなるもの。19歳の自分にとって、今まで見たどの世界遺産よりも感動した。
人間のお墓のためにこれほどのものを作ってしまうのか、と。しかしインド旅を振り返ると、思い出の大半は「目的地」以外のところだ。アーグラーよりも、アーグラーに到着するまでの列車のことをよく覚えている。
感受性の固くならない若い時期に、一度は観光旅行でない海外体験をもつべきなのです。(青春の門 五木寛之)
「観光旅行でない海外体験」の意味。
きっとそれは日本で生まれ育ち築いてきた「当たり前」以外を体験すること。自分と異なる価値観で暮らす人々を目の当たりにすることだと思う。
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