見出し画像

🔰サックス奮闘記 その5

写真は牛小屋のリフォーム後の写真です。(リフォーム前の写真は前回の記事を参照下さい!)あんなに隙間だらけの板張りの小屋が、ここまで綺麗になるんです!



高校2年初夏〜進路続編


帰宅し夕飯時、両親に切り出します。

予想通りあまり良い顔はされません。

国立音大には夏と冬に受験生を対象にしたセミナーがあり、まずはそれに参加して、自分が受験出来るレベルなのかを見てくる…という事にとりあえず承認をもらいました。
まずは一歩前進です

吹奏楽部に入部した当時、先輩が使っていた綺麗なヤマハの62は、彼が引退し僕が使うようになって居ました。その学校の備品サックスヤマハ62を抱え国立音大の門を叩きました。

サックスのセミナー参加者は20人くらい居ました。ほとんどの方は受験を控えた3年生でした。皆セルマーをもち、受験曲のエチュードを練習していました。
楽器の違いなのか、音が綺麗だし、同じ高校生とは思えない位、上手い人ばかりでした。学校の備品のヤマハと、吹奏楽部のサックスパートの譜面しか持っていない僕が、珍しく映ったのか、皆さんに話しかけられ、優しく接して貰ったのを憶えています。

同じ群馬から参加している人も居ました。高崎在住の方で1浪していて、国立を滑り止めに、東京芸大を受けるとのこと。芸大の試験曲のグラズノフのコンチェルトを吹いていました。凄いな〜。感心しながら見ていました。

「どっから来たん?」

僕「群馬の太田です。」

「俺、高崎。先生誰?」

僕「誰にも習った事なくて …」

「じゃ、最高の先生紹介してやるよ」
「ここに電話しな。俺のこと言えばわかるようにしとっからさ。」
「この先生に習えば間違ねーからさ。」


連絡先のメモを貰いました。最高の先生は伊勢崎在住で、家から30分位。音大受験ともなれば、東京に定期的に通わなくてはならないと思っていたので、かなり有り難い情報でした。

最高の先生。

前沢文敬先生


本当に最高の先生でした。前沢先生にレッスンを受ける事で、僕のサックス人生は本格的に動き始める事になります。

ブログ書きながら思うのですが、つくづく出会いって面白いなぁと。一期一会の出会いから人生が大きく変わっていく。ブログを書く事で気付く事、沢山あります。



伊澤隆嗣オフィシャルサイト http://izawasax.com/

YouTube 田舎暮らしサックスプレーヤー伊澤隆嗣


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?