小田和正は突然に
代々木駅の東口界隈はあんなチャラくなってしまったのですか。ああ。
冬の昼下がりの交差点を小走りで渡り、ペースを緩めた先に彼女はいた。
『ラブストーリーは突然に』のポーズだった。
「え?」
確認のためもう一度見たら彼女は小田和正ではなくなっていたが、すぐに下ろしていた踵をグッと上げ爪先立ちを数秒キープした。いわゆる信号待ち中にエクササイズをするタイプの女性だった。
そんな爪先の先端でキープできるんだ。そんな普通のコートで奥様。時が止まったかと思ったわよ。思ったより反ってたから最初。わからないまま時は流れて。突然のラブストーリーきたから。
浮かんでは消えていく、そんな文京区茗荷谷界隈。1月なのに春みたいに暖かかった。
『THE FIRST SLAM DUNK』観た。バスケしようぜ!
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