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【度々紀行】関東を巡る(2)-茨城

牛久シャトー

日本の本格的なワインの醸造場として栄えた場所で当時の施設が歴史を感じさせます。園内の展示からはかつての様子が伺え、電気ブランもここでつくられていたということも新鮮な驚きでした。明治から昭和にかけての洋酒やカフェの歴史に深く関わっていたのですね。

当地は甲府と合わせて日本遺産に認定されているそうです。
甲府は小規模ブルワリーが集約する形態をとっています。
これに対し、牛久はシャトーがひとつの醸造場として機能する形態をとっていようです。

現状からみるに、分散型の甲府のほうが生き延びているとみれるのですが、日本各地のワイン醸造地域をみれば甲府的な運営だけが答えでもないでしょう。時代や社会の状況の結果、というか偶然という運命だったのかも。

シャトー内の建物をまわります。歴史を感じさせる西洋風建築で、ぶっちゃけヨーロッバの建造物を思い浮かべずにはいられませんでした。旅ごころをくすぐることこの上なし。久しぶりにヨーロッパに行きたいと思いました。


牛久大仏

数十年ぶりにご訪問。
大きい。記憶の中にあったそれよりもはるかに大きい。
徐々に近づいていく道々ではお背中側からになるのですが、まわりの木々をはるかに超える大きさ。まわりとの対比で、巨大感がさらに強調されるのですね。いやあデカいなあ。

で。近くまで行く。やはり大きい。

なんか大きいしか感想がないようですが、牛久大仏は単に大きいだけではなく、その姿が端正なのが良いと自分は思っています。見飽きないし、見惚れる感じ。

大仏のまわりには花畑が広がっていました。多種多様な春の花が満開で、ここは浄土か? と思わずにはいられない。たぶんそれを狙ってのつくりなのでしょうけれど。

この日はなんか、もの凄い人数の来場者で、胎内拝観の待ち時間も1時間を超えていました。さすがにそれはちょっとないなあと思い、今回は胎内配管はパスしてしまいましたが、また近いうちに万全の態勢で臨みたいところです。

昔に訪れた時の記憶だと、巨大な大仏が何もない広い土地にスンっと立っているだけという印象だったのですが、今回来てみるとお土産屋なども並んでおり、相応のにぎわいがありました。これが数十年の変化なのか、それとも当時の記憶が違っていたのかはわかりません。
いずれにせよ、観光地化していようがいまいが大仏様は穏やかにわたしたちを見守っておられるのでした。

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