「鍋」 この、こころおどる料理。あるいは、ちょっとだけ気落ちする料理
冬ともなれば暖かい料理が恋しくなるものだ。となれば鍋。鍋が身も心も暖かくしてくれる。これこそ世の必然であろう。
さて。ざっくり「鍋、サイコー!」というの容易いが、しかし鍋料理とは料理の個別名詞ではない。料理のジャンル。つまり鍋の種類は星の数ほどあるよね、ということで。
で、数が多くなればそこに優劣が生まれたりもするのも、また世の必然である。
十人十色という言葉もあるとおり、誰しもそれぞれに「これがこそが最高の鍋」があって、そこにはその鍋に対する熱い想いがあろうかと思う。も