バリューをシンボル化。MVV浸透の促進と嬉しい効果
株式会社スマートショッピングでデザイナーをしている関です。
みなさんの会社には組織の価値観・行動指針となるバリューがありますか?
弊社にもコアバリューという5つのバリューがあり、それぞれのバリューをシンボル化したコアバリューシンボルが存在します。
今回は弊社のデザインチームがそのコアバリューシンボルを作成した事例をご紹介します。
コアバリューシンボルとは
弊社には以下の5つのバリューがあり、その5つを総称して「コアバリュー3+2」と呼ばれています。
(詳細は「MVVを朝令暮改しました〜バリュー編〜」)
すごくいいやつ
インサイドアウト
カスタマーへの発明
大胆チャレンジ
コラボで進化
コアバリューシンボルとは、5つのバリューをそれぞれグラフィックで表現することで社内でのバリューの浸透・理解を視覚的に促進するものです。
グラフィックエレメントを作りたい
今回のコアバリューシンボル作成は、インナーブランディングの一環としてスマートショッピングのグラフィックエレメントを作ろうとしたことが発端でした。
弊社のデザインチームはコーポレートブランディングにも注力して取り組んでおり、昨年6月にはコーポレートロゴをリニューアルしました。
今後はノベルティグッズなども作っていきたいのですが、それにあたりグッズをはじめスマートショッピングにまつわる様々なデザインを作るときに共通して活用されるデザイン要素が必要でした。そこで、まずはスマートショッピングのグラフィックエレメントを作ることになりました。
グラフィックエレメント制作の流れは、以下の3ステップをワークショップ形式でチーム全員で取り組みました。(この3ステップの取り組みの詳細はまた別の機会に記事に書きたいと思います!)
ブランドパーソナリティー×バリュー
コアバリューシンボルはSTEP3のグラフィック化の中で出てきた案の一つでした。
コアバリューをそれぞれシンボル化し、それらを自由に組み合わせることでデザインを作ることができるグラフィックエレメントが、スマートショッピングのパーソナリティとも合致しつつ、MVVを社内に浸透させたいという会社が今抱えている課題の解決にも繋がると考え、この案をグラフィックエレメントとして採用することにしました。
コアバリューシンボルが完成!
ブランドパーソナリティに沿うように形やカラーなどをブラッシュアップさせ、最終的なシンボルのデザインが完成しました。それぞれの形がちゃんとバリューの意味を表現しているシンボルとなりました!
「すごくいいやつ」のシンボルは、ブレない公平性や倫理観を常に持ち、人としてまっすぐであるという姿勢を表現しています。
「インサイドアウト」のシンボルは、自分の外へ自発的にアウトプットしていくことで、周囲に色濃い影響を与えていく姿勢を表現しています。
一見丸いかと思いきや、よく見ると左上だけ角ばった「カスタマーへの発明」のシンボルは、誰もが考えることにプラスαの工夫を加えて、現案を越える提案をする姿勢を表現しています。
「大胆チャレンジ」のシンボルは、坂道を登っていくように「上に向かってチャレンジしよう」という姿勢を表現しています。
「コラボで進化」のシンボルは、違う色を持った二つのものが隣接しながら互いに良い影響を及ぼしあっていくコラボの形を表現しています。
コアバリューシンボルの効果
①統一したブランドイメージを社内外へ発信できる
これまで弊社にはロゴ以外に会社を象徴するデザイン要素がなかったので、コーポレートサイトやSNSなどに使われているグラフィックが統一されていませんでした。
しかし今後はコアバリューシンボルを使って、統一したスマートショッピングのブランドイメージを社内外に発信していくことができるようになりました。
これからもどんどんコアバリューシンボルを使ったデザインを社内外に発信していく予定なのですが、シンボルを組み合わせてデザインを作れるという自由さや面白さがある反面、作り手によってデザインのテイストなどが異なり、ブランドイメージが統一されない危険性もあります。
シンボルのカラーや組み合わせのOK/NG例のルールは現段階で定めていますが、今後もデザインを作りながら注意深くルールは定めていくようにし、最終的には誰が作っても同じブランドイメージを持ったデザインが作れるという状態を目指していきます。
②コアバリューとシンボルを使ったコミュニケーションが増えた
社内でコアバリューとシンボルを使ったコミュニケーションが増えたという嬉しい効果もありました。
毎週月曜にオンラインで行っている全社朝会の開始待機中にコアバリュークイズが出されたり、Slack上でコアバリューに沿ったメッセージやアクションなどがあるとシンボルのスタンプが積極的に押されるようになりました。
コアバリューシンボルを作ったことで、日常の身近なところにバリューが存在するという状態を生み出せたと思っています。
MVVの浸透・理解は、今後もインナーブランディングで注力して取り組んでいく部分なので、今回作成したコアバリューシンボルを活用しながら、MVVの浸透・理解をさらに促進させていきます!
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