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「宇和島はいいぞ」

 水害や風害、行政の形骸化など不愉快なことも多いが、宇和島はまだまだ大丈夫だ。毎朝、電動アシストの自転車で峠を越え、往復25キロの買い出しに出かける。そうすると、宇和島はいいなあと思う。パン屋さん、魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さん。若い店員さんたちが元気に働き、ケーキがおいしいグーテ。

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どのお店の人たちも、昔ながらの南予の気のいい人たちだ。魚も肉も野菜も流通が変わり、地物だけではないが、お店の人たちはこだわらずにいいものを集めて、安く売ってくれる。安心だ。これだけ高齢化が進むと田舎でもコンビニの存在が、私も含め、年寄りの暮らしの助けにはなっている。しかし、毎日お世話になっている、これらの個人商店が健在なのは、比較にならぬほど、ありがたい。峠は草が繁り、落石や倒木が目にはつくが、気をつければ、危なくはない。景色も悪くはない。食パンのおいしい「カネキチパン」、牛豚鶏、牛タンやオックス・テール、牛スジ肉から豚肉のみそ漬け、なんでも揃う山木肉店、養殖の鯛、ヒラメから地物の鯵、鯖、イカ、タコ、貝類まで何でも手ごろに揃う中島水産。家族中心のお店の人たちは、どこも、気さくで親切だ。八百屋は2月に閉店するといったまま、ご近所が許さない坂本商店。毎日、これらのお店に助けられて生きている。私の通う店だけでもこれだけある。ほんとうに感謝している。

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