No2:話し相手サービスの利用者はどんな人?
話し相手サービス、愚痴聞きサービスというものがテレビ等でも紹介され、
『知っている!』という方も増えているのではないかと思います。
でも、どんな人が、どんな内容の会話をする為に利用するのだろう。
イマイチ分からない部分もあるのは確かだと思います。
利用者はどんな人?
性別:男性も女性も多く同じように利用されます。
年齢:20代~60代まで幅広く利用されています。
環境:既婚者、独身問わず、利用があります。
会話内容はどんなもの?
~女性が話す内容~
■彼氏や夫への日常の愚痴
■恋愛が上手くいかず悩んでいる
■失恋した事で誰かに内容を聞いて欲しい
■何気ない世間話で盛り上がる
■自宅介護や家族のケアのストレスを話す
■不眠症や体調不良、持病などの悩み
■会社での人間関係の愚痴や相談
~男性が話す内容~
■彼女や妻への日常の愚痴
■彼女や妻を自慢したい
■自身の趣味や嗜好を話したい
■何気ない世間話で盛り上がる
■不眠症や体調不良、持病などの悩み
■会社での人間関係の愚痴や相談
■自身の性癖など人に言えない秘め事
■妄想話に花を咲かせる
この様に、悩んでいる場合以外でも世間話としても利用されます。
でも、こんな内容なら会社の同僚や友人に直接話すか電話すれば、
わざわざ有料のサービスを利用しなくても良いのでは?
と感じる方も少なくありません。
何故、わざわざ有料サービスで話すのかと言いますと、
そこには【非日常】が存在するからです。
例えば、旅行に行ったり、外食したり娯楽を楽しむ際に細かな事を言い出せば台無しになる事ってありますよね?
例えば、
喫茶店に行き、モーニングを堪能する。
珈琲も安くはありません。
単品で注文しても350~500円程はするでしょう。
そこにトーストや玉子、サラダ、ヨーグルトをセットとした一般的なモーニング。
人々は何故、この喫茶店に行くのでしょうか?
パンが食べたいから?
違いますよね。パンは特別ではありません。
買ってきたパンを家で焼いて食べても同じ様なものです。
その他のセットも同じでしょう。
では珈琲を味わう為??
いえ、市販の珈琲と喫茶店の珈琲の違いを深く分かる人ばかりが通うものではありません。
それに新聞やスマホを観ながら飲んでいては、まず味は半分分からないでしょう。
つまり、家でも同じ様に作れるセットメニューを数百円出してまで食べに行く理由は他にあるのです。
これこそが“非日常”を体験しに行く行為なのです。
家とは違うお洒落なカップに淹れられたコーヒー。
盛り付けも綺麗に仕上がったモーニングセット。
店内の雰囲気にBGM。
これは家では感じる事の出来ない非日常です。
さらに洞窟風やヨーロッパをイメージした店内、
滝や川が流れる特殊な演出。
これらがあれば、より一層の非日常体験になるので、
さらに利用者は増えるでしょう。
話し相手の利用とは、
悩みを解決したいという目的や、
淋しい独り暮らしを支えて欲しいという目的よりも、
会話の中で非日常を味わいたいのです。
話し相手サービスは、
同僚や友人と話す時とは違う【非日常】が味わえるのです。
この非日常が、ある種に刺激となり『また利用したい』『またあの人と話したい』と感じる事に繋がり、リピートをする方が多くみられるのです。
では、会話という舞台で、
どの様な事が非日常になるのか・・・
次回に続く。。。
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