見出し画像

精神科に行ってきた①

掲題の通り、行ってきた。

私のスペック:
30歳女性(she/her)、太っている

昨今大人の発達障害だとかHSPだとかが言われるようになって久しい。
よく言われる症状に当てはまる特徴が多く(あくまで体感)、また、元々精神的に不調になりやすいので困ることもあるが、特に診断が欲しいとか早く治療したい!と言うのはあんまなかった。なぜならただの怠け者と言われた場合、受け入れられる心の余裕がないからだ。
新卒で入った職場が忙しすぎて、軽度の鬱と判断され、心療内科で投薬を受けていたことはあるが、精神科に行ったことはない。


なぜ行ったのか

困っていたから。
ADHDとかそんな診断がなくてもいいから、一刻も早く、とにかく投薬やカウンセリングなどで、このままならない感じをどうにかして欲しかったから。

具体的には、同じ指摘をされたところで別の場所で間違える、新しい仕事を覚えようとすると今までできていた仕事でとんでもないミスをする、曖昧な指示を理解できない、曖昧なコミュニケーションを理解できず、齟齬が生じることがままある。マルチタスクが異常に苦手で、
事務職としては正直かなり致命的なミスを定期的に起こしてしまい、かなり真面目に困っていた。
自分なりに回避策を練るのだが、今度は別のミスをする。
AをミスしたのでAを気をつけたら、BとCを間違うと言うことはザラ。
また、コミュニケーションで問題があると言うことは、私の働いている会社はリモートであるので、かなり致命的である。Aと言われたらA'と曲解するならまだ良くて、Bだと思っていることもあった。
私が困るだけならいいのだが、同僚や上司を困らせてしまっている。これが一番まずい。
(私生活では、しょっちゅう鍵やスマホを出かける前に無くして大捜索したりとか、金遣いが荒くて支障をきたす(マイルドな表現)、感情の波が激しすぎて自分でコントロールできなくなる時がある、眩しがりだったり人の声が聞こえているが、聞き取れない・・・など色々ある)

⚫︎回避策
 自分用のマニュアル、チェックリストを作成
 ミスを指摘されたチャットをキャプチャし、取得しマニュアルにQAとしてはる
 タスクリストを利用し平行でタスクを管理する など

そして上記の回避策でもまた同じミスを起こしてしまっている。(上記の回避策ではまだ努力が足りないと言うのもわかる。)
上司からは、なぜミスを起こしたのかを振り返り、対策し、防止せよと度々指示されるが、私の中で「どんな対策をしても、抜本的な対策ではないから、意味がない」と言う気持ちが沸き起こってきてしまっていた。
さらに、もうミスをしてはいけない、他の人が私の尻拭いをしてくれているために、タスクを圧迫している・・・と色んなことが気になってしまい、余計それが脳みそのタスクを割いてしまいさらに、ミスる。悪循環である。

行くきっかけになったもの

①noteで下記の記事を読んだから。
ADHDかと思い診断を受けに行ったら、実はそうではなく・・・という記事。(とっても面白かった!)
これを読んでさらに、「ADHDじゃなかったとしても、日常生活でままならないこと」があり、それは解決しうると希望が持てたのでいく決意をした。

②ミスしてしまったことによる様々な不安がさらに脳のタスクを割き、益々ミスる悪循環に陥っていて、ほんとにヤバいと思ったから。
また、ミスをした際「なぜミスしたのか振り返り、対策を講じ実行する」ことは鉄板だが、正直それも限界(自分でなぜミスしてしまったのか分からない、あるいは、分かっていても、対策してもまたミスしてしまうので疲弊していた)と思っていたため。もはやそのような対策では意味がなく、根本的な対策が必要だと思ったから。

病院は探すのと初診予約取るのが鬼門

精神的に問題がある人が病院探して予約取るって難しくない?
難しい。
選んだ病院は予約が大変だった。初診の予約するまで2ヶ月ぐらいかかった。

私が重要視する精神科病院の選び方は
・そこそこウチから近い(近すぎても嫌)
・クレジットが使える(お金がないので)(金がないのに病院にかかるなという話は置いておく)
ADHDの診断ができるとちゃんとHPに書いてある(重要)
・投薬メインだけでなくカウンセリングとかもやってそうである
・話を聞いてくれそうな先生かどうか、写真で風貌が拝見できる(割と重要)

3番目は重要。数年前、大人の発達障害が流行り始めた頃、製薬会社が簡単なADHDチェックといったものをweb上に展開していて、そこからADHDを診察できる病院リストが見れたりした。
その頃仕事が忙しすぎて不調になっており、もしや・・・と思ってそのリストに載っている病院に行ったところ、うちではADHDは診断できないよと言われたことがある。(その病院では、軽度の鬱と診断されて投薬治療を受けた)
なので直接病院のHPを見て判断しないとダメ。当たり前のことなのかもしれないけど、知らなかった・・・。
あとgoogleの口コミは半分ほどに割り引いて聞いた方が良い。

初診行ってきた

何に困ってきたのか、どのような治療を望むのかを聞かれて困ったが、
(どう言う治療が必要かは先生が決めるのでは?と思った)下記を伝えた。
・ADHDの診断とかが欲しいのではなく、困りごと(このnoteの上記で述べているような)を解決したい。投薬やカウンセリング、心理検査など何でもいいから対処したいこと
・メモしておいた、日頃の困っていることや上司に指摘されたこと

メモしておいても支離滅裂になってたけど(あと、「あんたただできない人間だから精神科のお呼びじゃないよ」とつっかえされるのだけは困る、と思って、困っていることをとにかく伝えたかったので一方的に話してしまった)先生はうんうんと穏やかに、口を挟まず聞いてくれるタイプの先生で助かった。
ちょっと眠たそうな先生で大丈夫か? と思ったけど大丈夫だった。
「じゃあ次回心理検査をしましょう」との返事があったので、次回の予約をし、終了。

結論

行って良かった。
予約めちゃくちゃ大変だったけど行って良かった。
自分が何に困っているのか、日常生活を営むにあたって、めちゃくちゃ苦労する点は何なのか、ということを振り返ることができて良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?