メンヘラおばさんは好きな人が怖くてたまらない①

今回の生理はいつもより重くてしんどい。
しかし明日は好きな人がいる現場に行く日なので絶対に倒れるわけにはいかない。

メンタル不安定な時期の駄文になるに違いないけれど、もうすぐバレンタインだし、いろいろ考えたことを書いておく。



わたしは数年前、当時好きな人(妻子持ち・不倫はしていない)が突然仕事を辞めて引っ越して会えなくなったショックで鬱になったことがある。

仕事はなんとかできていたものの、食欲がなくなって体重は45キロまで落ち、毎日夜になると1人で大泣きしていた。
日中電車に乗っているときも無意識に涙が流れてきたり、飲みに行っても突然泣き出してそのまま潰れて人に迷惑をかけたり、夜中に目が冷めて涙が止まらなくなりお酒を飲んで無理矢理寝たこともあった。

そんな生活が3ヶ月ほど続いたので、誰かに話せば少しは楽になるかと思い、生まれて初めて心療内科へ行った。

そこでも診察室に入って1分もしないうちに泣き出してしまい、看護師さんに話を聞いてもらった。
全く知らない人に泣きながら冷静ではない頭で事情を話すのはなかなか難しかった記憶がある。

その後落ち着いてから心理テストのようなものを受けると、「鬱ですね」と医師に言われ、薬を飲むか聞かれたがなんだか怖くて断ってしまった。

しかしそれから2ヶ月経っても状況は変わらず、それどころか自殺について検索してみたり具体的に考え出すようになってきた。
「好きな人は自分を殺せる」と本気で思った。

そしてある日突然、自分でもなぜだかわからないが、「もう自力で立ち直るのは無理だ」と思った。

再び心療内科に行って、薬を処方してもらった。
レクサプロだったと思う。

薬が効いたのか、薬を飲んでいるという安心感からかわからないが、それから2ヶ月くらいでだいぶ体調は良くなった。
薬も無事に止めることができ、あれから生理前などの不安定な時だけ市販のセントジョーンズワートを飲む程度になった。


その後コロナが流行りだして人と会うことはなくなり、転職した先も主婦しかいないので異性と出会うことはなく、私はこのまま年老いて死んでいくんだろうなと思って生活していた。

そんな頃に始めたタイミーで、私は数年ぶりに同年代の異性と関わることになり、好きな人ができてしまった。

以前好きだった妻子持ちは自他ともに認める性格の悪い男だったけれど、今回好きになった人は優しい人だと思う。基本素っ気ないけれど。

私が話しかけても嫌がらないのがまず新鮮だった。
自分でも無意識だったが、私は好きな人に拒絶されるのが当たり前になっていたようで、彼に初めて自分から話しかけた時「この人、私が話しかけても嫌そうな顔をしない!!!」と本気で驚いた。
妻子持ちの前にもいろいろあったので、好きな人が普通に話してくれるのが本当に数年ぶり(下手したら10年ぶりくらいかもしれない)の出来事だったのだ。

(※名誉のために書いておくが、私は決してブスではなく、ただ性格に難アリの男にハマりやすいだけである)

彼が働く工場は力仕事が少ないからか中高年の女性が多く、そのせいか彼はおばちゃん達にも優しい。
普段素っ気ない彼が親しげにおばちゃんの肩を叩いているのを見たり、ちゃん付けしているのが聞こえた時は驚いてしまった。
でもそのおばちゃん達はどちらもタイミーの私達にもフレンドリーで優しくてとてもいい人達だ。
彼が若い女の子にデレているところを見たことがないし、若いけど無愛想な社員の女の子は名字呼び捨てだったから、彼はおそらく人柄を見ている。
若いから、美人だからと露骨にデレたり優しくしてくれるタイプの男性ではないようだ。

だから私も人がよくて仕事ができる無害なおばちゃんになれば彼はこのまま優しくしてくれるはずだし、本当はそれで満足するべきなのだ。
むしろああいうタイプの男性には異性を出さないほうがいいくらいかもしれない。

わかっちゃいる。頭ではわかっちゃいるのだけど、私の方は完全に彼を異性として見てしまっているのだ。

なんとかして付き合えないものかと考えてしまうし、あんな彼氏がいたらとつい妄想してしまう。(悪癖)

しかし彼と付き合うためには事前にどうしても確認しなければならないことがあって、私はずっとそれで頭を悩ませている。
(長いので続く)